どうせツマンナイだとっ?!

…当日のプログラム

披露宴をするにあたって肝心なことは、「お色直しの回数」とか、「ケーキは生ケーキかどうか」とか、「主賓の世間的ステータス」とか、「会場のお花の色」とか…なんてことではないと思う。多分。

花嫁がいくら着替えても、会場がきれいでも、主賓が二人を褒めちぎっても、それだけじゃあ単なるショーになってしまう。(いや、それだけがしたい人もいるかもしれないですが…)
肝心なのは、やっぱり全体の内容。月並みだけど、来賓が「来てよかった」「二人らしい」と思ってくれれば、それだけで成功んじゃないのかな。

じゃあ、来てよかったと思う式って、どんな式だろう?と考えると…

私の場合、友人の結婚式で楽しみなのは、真っ白い衣裳に身を包んだ花嫁さんの姿、花婿の品定め、そして二人の嬉しそうな笑顔…この三つに集約されてしまう。
あとは他の来賓とお話したり、花嫁さんと記念撮影したり。できれば花嫁さんとも色々話がたいけど、たいてい無理だなあ。それと、当然食事がおいしいと嬉しいな。後のことはさして重要でもない。

こうやって「自分がいいと思うこと」考えると、どんな式の進行にしたいかは自然に浮かんでくる。もちろん「良い式」の基準は人それぞれだし、全員を満足させるのはむずかしいけど、二人がいいと思う方法でもてなすのが「二人らしさ」になるのかな、と思う。

が、花ムコ殿は違った。(しかし、違うことが多い夫婦だね)

「出るだけの披露宴なんて、どうせ全然面白くないからなあ…」

この男は、友人知人の結婚式で、度々「司会者」を仰せ付かっている。そうなってくると、それ以外の式が「他人事」みたいでつまらないらしい。
でも「どうせつまんない」じゃあ、全然何にも考えられないじゃない!だったら披露宴がしたいなんて言うな!

とにかく、全く考える気のない花ムコ殿。あてにしても、どうしようもない。そんなわけで私は、自分なりに、進行表を一から作ってみた。

私たちの場合、式〜披露宴終了まで、4時間。色々な段取りや注意事項も考えていくと、けっこう大変な作業だ。それを、式場との打ち合わせごとに繰り返す。でも花婿は、例のごとく私任せ。何を相談しても、打ち合わせでどんな話になっても、「ふーん」と他人事で、どうやら何も考えていないらしい。

ところが、最終打ち合わせの直前になって様子が変わった。

「○○さんに××してもらいたいから、ここ、時間とってよ」
「俺が作るビデオ(ドラジェサービスのBGV)、こんなに長いモノができるわけないだろ!」
と、進行をいまさらひっくり返すようなことを・・・

うーっ、だからイヤなんだ、この男は! 後からあれこれ言うくらいなら、「わからない」だの「君に任す」だの言ってないで、最初からまじめに考えろ!!!

結局、最終打ち合わせで、式場のほうからも「いまさら…」なことを言われて、一生懸命考えた進行は、ぎりぎりになって大幅に変更されることに…。

花ムコ・式場、両方まとめて、そんなこと早く言ってくれーーー!

いくら面倒でも、自分の結婚式は人(もしくはお嫁さん)任せにしないことです。
「進行なんてよくわからない」じゃなくて、せめてお嫁さんの話が聞けるレベルまでは勉強したら?(お嫁さんだって、多分必死に勉強してると思うし…)

結局あとで不満が出るのは自分なんだしね。