集合写真・ウェルカムパーティー

フラワーシャワーの後は、通常、親族の記念撮影と並行して、来賓のためのウェルカムパーティー。でも私たちはちょっと違った。親族の前に、まずは「来賓全員」での記念撮影!せっかく結婚式に列席していただいたわけだし、みんな一緒に写真に入ってもらおうというわけ。

でもね〜、これも当初、式場は「う〜ん…」という反応だった。
チャペルの階段はそれほど大きくない。全員が並ぶと、一番下は階段からはみ出すうえ、後ろのほうは顔がわからなくなる。だから、「意味ないんじゃない?」ということらしいけど…

でも、結婚式って、親族以外はなんとなく「おまけ」のような感じがあるでしょ?写真にも写らないし、神前式ではお式にも出ないし。
私は、「自分が来賓なら、顔がよくわからなくても一緒に写りたい!」って思った。これには、花ムコ殿も賛成。そして、ついに大集合の写真撮影となったわけ。

総勢90名近い人数が、ぞろぞろとチャペルの階段に並び始める。いやー、すごいですね、まるで修学旅行の記念撮影みたい(^_^) 皆がざわざわ並ぶのを見ていると、なんだかウキウキしちゃう…。

でも!(なにかにつけて事件がありますね)
私たちの式・披露宴で、一番「むかついた」のが、この写真撮影だったのよ…。集合写真は式場のカメラマンにお願いしたのだけれど、このカメラマンが、とにかく「超態度悪い」男だった!!
確かに、あの人数を一糸乱れぬように整列させて、全員をきれいに写すのは難しいと思う。でも、それこそ修学旅行でもそういう写真をとるじゃない?あんなにヒステリックにわめく必要があったのかなあ…

「そこの人!そこじゃないでしょ、もっとこっち!」「そこの人、下向かないでっ!」「アナタ!アナタだって!ほら、こっち!」「花嫁さん、もっと笑ってっ!!!」「いいですか?撮りますよ…あーーっ!もう、横むかないでーーーっ!

…皆が整列してから、これを20分くらいやりつづけた。

いくらカラッとしたお天気とはいえ、真夏の太陽の下、延々と立たされて、みんなもううんざり…
来賓の間では、いまだに「素敵な披露宴だったけど、あの時はね〜」と語り草。せっかくいいアイディアだと思ったのに、台無しだよ〜(涙)

カメラマンにがなられ半ばやけくそになった私は、「もっと笑って」と言いようがないような「大笑い」をして写っています。
花嫁が歯をむいて笑うなんてカッコ悪いと思うのは、私だけなんでしょうか?

こうして全員の写真撮影を終え、今度は親族の記念撮影。
その間来賓には、披露宴会場のガーデンに移ってもらい、ウェルカムパーティーの開催(?)です。

「L」の3つのゲストハウスはそれぞれ独立した建物になっていて、専用のガーデンも併設されている。このお庭が、どこもそれぞれ本当に素敵♪
私たちの会場には専用のゲートがあり、来賓はそこから入場。植え込みで作られた小道を入ると、パッと開けた先に見えるのが、花でいっぱいの庭、そして白い壁のゲストハウス。…これが自分の家だったらな〜。
このお庭で、シャンパンを振舞い、来賓に披露宴開始前のひと時をくつろいでもらう、というわけ。

写真撮影が終わり、さあ皆騒いでいるかな〜とガーデンに向かうと…
あ、れ、れ…みんなガーデンのテーブルに座って「しいーーーん」と静かにしている。
「???」
皆飲んで騒ぐのが好きな人たちなのに…?…あ、もしかして…!

そう、来賓のほとんどが私たちより年上もしくは同年代の人。
こういうパターンがあまりなかったらしく、どうしたらいいのかわからなかったようで…
一緒に写真をとろうと、介添えさんが「皆さんで写真をご自由にどうぞ」と声をかけても、皆自分が写らずに、私たち二人の写真を撮りだしたりして(^_^;)
ちがーう、皆と一緒に撮りたいんだよ〜っ!

さらに、その後の披露宴でも、そんな場面が幾度となくあって…
披露宴のイメージがあるのなら、来賓には、どんな雰囲気のパーティーにしたいのか、あらかじめ話しておいたほうがいいかもね。

何はともあれ、ようやく状況を飲み込めた来賓たちとワイワイ写真を撮り、披露宴前のひと時を過ごしたのでした。