後始末・最後に

花ムコ殿と双方の両親にて、来賓の皆様をお見送りし、こうして無事(かどうかはわからりませんが)式・披露宴が修了。互いの親族はそのまま式場を後にし、さて、残された私たちを待っているのは…

そう、後始末。
披露宴のお開きと同時に全て終わればいいけどね。後始末ってものもあるんですよ(ほんと、学芸会もしくは文化祭のようだ…)。

着ぐるみならぬドレスを着替え、持ち込んだもの、いただいたお祝い・プレゼント等を整理して、それらの撤収作業をしなければならないわけ。 私の場合、ドレスは脱いでそのまま式場に返せたけれど、これ、ドレスを外部からレンタルしている人だと、結構大変かも。事前にお願いしないと、着替えすら手伝ってもらえないこともあるらしいし…。あと、メイクが濃かった人(笑)は、落としていかなくちゃね。私のメイクはそれほどでもなく、顔はそのままで大丈夫。それに髪は、メイクさんが可愛いアップスタイルにしてくれました。サービスいいなあ…。そのまま2次会に行く人にとっては特に、こういう部分はポイント高し!ですね。

さて、着替えを済ませて控え室に行くと、花ムコ殿が、もろもろ持ち帰るものをそろえて待っていました。そして式場の方々と、最終的な金額の確認となるわけですが… この時に、ちょっと意外なことがありました。

会場担当のBさんが、私に「色々とこちらで不行き届きな点があったようですが」と言う。「へっ??」どうやらこれは、介添えさんのことらしい。でも、介添えさんともめたのは、私と介添えさん、そしてメイクさんの3人だけの密室。とすると、メイクさんが報告したってこと?…えーーっ?これには、ちょっと驚いた。そういうことで、ちゃんとフォローが入るんだなあーー。

まあ、私としては、今更ごねてもしょうがないし、もうどーでもよかったので(と言いつつ、こんなところで暴露しているが)「それはもういいです」とかなんとか適当な返事をして、その話は終わりにしちゃったけど。

それともう一つ、体に合わないパニエの事に関しても、お詫びと一緒に「ではこの件に関してはよろしいでしょうか」という確認もあった。

よろしいでしょうかと言われても、今から「ちょうどいいパニエでやり直せ」とも言えないしねぇ。それも上記と同じ展開で、その話題は終わり。

今思うと、あそこで、「あのパニエのおかげで、あの介添えさんのおかげで、私のお式が台無しだわっ!!!」と騒いだら、どういう展開になったんだろうね…。とはいっても、お世話になったBさんに迷惑かけたくないし。とにかくあの時は、「終わっちゃったから、もうどーでもいいや」でしたよ、ホント。

(しかし!実はこの後、式場に文句を言いたい事件が来賓からの苦情で発覚してしまうんですが…まあそれはまた別の機会に、ということで)

残金の支払い(追加分など)を済ませ、荷物をまとめたら、これで後始末も終わり。晴れて「旦那」となった花ムコ殿とともに外へ出ると、Bさんと介添えさん、それにメイクさんが、車まで見送ってくれました。

会場入りしたときにはピイカンだった空も、今はとっぷりと暮れた夜の闇。 そんな中に、白熱灯でオレンジ色にライトアップされたチャペルや式場が、夢のように輝いて…

「あーーーー、終わったんだなあ…」 と、あらためて実感(そして安堵)する光景でした…。       

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そんなわけで、本当に「あっ」というまの4時間でした。あんなに悩んだり喧嘩したり苦労したりしたのがウソみたいに、あっけなく終わってしまいました。あれこれ練り上げたスケジュールは全然関係なくなってしまうし(笑)、時間をかけた手作りのアイテムも、今思うと、手作りでも既製品でも来賓にはあまり関係のない事だったのかも…。

うーーん。あんなに悩む必要があったんだろうか?と、ふと思ったり。

でも、それでがっかりしたということではなく、十分満足しているんですよ。

ではその満足の要因はといえば…

  ☆「来賓が楽しんでくれた(らしい)」…これが一番でしょ、やっぱり。
  ☆「両親が喜んでくれた」…私の場合、これは大きい…(笑)
  ☆「お天気が良かった」…これはまさに神頼みでした。
  ☆「お式が良かった」…披露宴よりお式が良かったような…当然かな?
  ☆「会場が良かった」…文句も書いたけれど、選んでよかったです。
  ☆「無事(?)終わった」…ほんと、そうなんですよ。終わった事に満足。

おいおい。これを見ると、満足度って、苦労した部分とはあまり関係なかったみたいよね、やっぱり(^_^;)  とはいっても、色々苦労したからこそ、「無事終わった、よくやった」って思えるんだろうけれど。そう、

  ★「自分達でがんばった」

この実感があるおかげで満足できたってことかな。準備でくたくたになっている花嫁候補生さん、もしこれを読んでいたら、気持ちを楽に持ってほしいなって思います。「完璧な式・完璧な披露宴」なんて多分誰も(本人以外)望んでいないし、全てを思い通りに完璧に…って思ってしまうと、自分の理想にがんじがらめになって、苦しくなってしまう。結婚式の良し悪しで一生が決まるならともかく、披露宴はその名の通り、お披露目の場だもんね。二人の幸せな笑顔が見せられれば、それが来賓への一番のサービスじゃないかな。

お式の準備は「自分達のためのお楽しみ」程度に考えて、たとえ彼が手伝ってくれなくても(爆)悲観せず「いいもん、私がやっちゃうもんね〜」と暢気に構えましょう!

では、あなたのお式・披露宴が、素晴らしいものになりますように!

※これは全て私Comanaの個人的な感想・意見ですので、ご了承くださいね!