鳩山荘松庵@館山:朝食編

鳩山荘松庵@館山:夕食編 の続き。鳩山荘松庵の朝ごはんです。

こちらの宿の朝食は、デフォルトでは洋食のバイキングになっているのですが、和食に変更することもできます。ただし、プラス1,000円がかかるのですが。
宿の公式HPによると、洋朝食は1,500円、和朝食は2,500円ということになっているようです。

で、和朝食のイメージはこんな写真。

なかなかステキでしょ?食べてみたくなるでしょ?

ウチは旦那が洋食(というか、朝食につきものの卵料理)が好きではないので、旦那の分だけ和食に、とチェックイン時にお願いしました。
するとフロントの人は、洋食と和食は会場が違うので、別にすると食事が一緒にできないこと、また和食は料金が加算されることを、かすかに困ったような表情を浮かべつつ説明してきました。
で、じゃあ、二つとも和食で、というと、さらに困ったような(苦笑)

その時には気にもとめなかったのですが、朝、朝食会場に行って困惑の理由がわかりました。
まず、和食を頼んでいたのは私たちだけ。洋食とは別の会場(夕食と同じ場所)が、私たちのためだけに開かれたようなのです。といっても、私たちが座る席以外は閉店後の居酒屋みたいな状態だったので、会場の準備が大変ということもなかったでしょうけれど。

ただ、内容が。

うん。
こういうことなら、フロントの人も困惑するよね。
実物とイメージ写真が違いすぎる。

この日のメニューは文化さば、玉子焼き(おそらく業務用市販品)、納豆、海苔、ご飯、お味噌汁、お新香、ヨーグルト。
そのほか、上の写真には写っていませんが、グリーンサラダと、揚げだし豆腐、イカのお刺身。

揚げだし豆腐は、おいしくないわけではないのですが、ちゃんと作った感じがしない。業務用の市販品か、夜のうちに揚げておいたものに、汁をかけただけでしょう。

イカのお刺身は、私は食べませんでしたが、旦那曰く、前日の残りかも?と。

うーん。このイメージ写真↓はいったい何だったのか

このイメージ写真の通りならプラス1,000円出してもいいと思ったのですが、実際の朝食は、プラス1,000円どころか…ビジネスホテルの無料朝食のほうが、期待しない分だけいい、というか。
これまでいろいろ書いた他のことは仕方ないとしても、これはない
これなら、和朝食は日によって出来ない、ということにしたほうが、まだいいと思うんだけどな。しかも、朝食に2,500円なんて金額をつけておくと、期待しちゃうんですよね。
ということで、朝食がこの宿のビックリ大賞でした。

ただ、朝食を給仕してくれた女性がとても感じのいい人だったので、それが救いだったかな。
でもそれだけに、その女性が気の毒だなあ、と思ってしまいました。もし毎度こんな状態なら、きっと文句を言う人もいるでしょう。

この宿全体にいえるガッカリポイントは、手をかけていないことが見えてしまうんですよね。あと、経費節減と(笑)
個々のガッカリポイントを列挙しようかと思いましたが、全部書くのは大変だし(笑)、行ってからのお楽しみ(?)ということで。

いずれにしても、しつこいようですが、サービスが宿泊代に見合っていない。GWに一人30,000円以上出してこのサービスだったら、ちょっと怒っちゃうよ!?と思います。
じゃあいくらなら納得できるのか、私の勝手な相場観でいいますと、うーん…一人12,000円がいいところかなあ。
ただし大部分は部屋から海が一望できるという立地代ですが。

ちなみに、後でわかったのですが、私たちが宿泊した日、同じプランで当日予約の宿泊費は12,500円(税別)でした。まあそれが本来の価格ってことだよねえ…
そんなわけで、鳩山荘松庵は鳩山家の別荘跡地であることはほとんど関係のない宿でした。
鳩山一族の皆さんも、ロビーに書を飾っているくらいですから、この宿を悪くは思っていないんでしょうけれど…
それも友愛の精神、なのかなあ??

あ、でも、眺めは良いですよ!急に休みが取れた日に当日予約の空きがあれば、行ってみても良いのではないでしょうか。

以上、今回は大変辛口で失礼しました。
でもさー、期待が大きすぎると落胆も大きくなっちゃうから(体験談)、過剰な期待はせずに行くといいと思う!