湯之島館@下呂温泉:お部屋編

「忘れないうちにとにかくアップしちゃおうシリーズ」第四弾!名湯下呂温泉の歴史ある温泉宿、湯之島館です!

ここのところ、妙に「古い旅館・レトロホテル」に心惹かれるのです。

昔、まだ20代前半だった頃に見た映画に、こんなシーンがありました。
中年夫婦の御主人(アンティーク好き)が奥様に、「僕は古くて美しいものに目がないのさ」というのです。すると奥様(美熟女)は、「もしそれが私のことだったとしても、許してあげるわ」と返す。

実はこの映画、他のことは全然覚えていないのに(ぶっちゃけタイトルすら覚えていない)、この掛け合いだけが非常に気に入りまして

それから××年。いつしか私も古い宿好きになっていましてね…。
私、ご主人のセリフのように、自分で自分を慰めたいのかしら(いや、そもそも「美熟女」という前提が違うだろう!)

で、湯之島館。昭和6年創業の歴史ある温泉宿です。

ただしこの宿、いわゆる老舗旅館とは一味違います。というのは、当時の温泉レジャー施設的な位置づけだったようで、和洋折衷の独特な雰囲気なんです。
といっても、実はその辺はあまりわからないまま、なんか面白そう!というノリで泊まりに来たのですが。普通の鉄筋の旅館より面白そうでしょ?

湯之島館は、四万温泉の積善館と同様に増築を繰り返したことから、色々なタイプのお部屋があります。
私たちが宿泊したのは、確か登録有形文化財の本館の部屋じゃなかったかな?(実はよく覚えていないっていう…)

お部屋の中は、こんな感じ。

こういうレトロな宿に泊まるとよく思うのですが、部屋の中は「古っ!」とは感じないことが多いんですよね。きちんと手入れがされているからでしょうか?
まあ、手入れがされていないところは、「古っ!」ではなく「ボロッ!」と感じたりしますけどね…

それほど古さを実感しない室内。でも、窓から外観を見ると、

おおっ、カッコええ…となります(笑)

写真ではわかりにくいですが、部屋の周りをぐるっと囲む回り縁側が、今では贅沢な作りです。その外に緑が見えるのも贅沢。

このレトロ感に、あー、来てよかった、やっぱり温泉宿はこうでなくっちゃ!とほくそ笑んだわけですが、でもよくよく考えると、すぐにお湯に浸かりに行ってしまうので、部屋でのんびりしている時間はあまりないんですけどね(笑)

ちなみに、夜の景色も風情がありますよ。

向こうのお部屋のお姉さん、カーテンを閉めずに縁側でくつろいでいました。
こちらのカメラには気づいているのですが、全然動じず、こっちをのんびり見ていたので…スミマセン、フレームに入れたまま撮っちゃいました…

次は館内の様子に続きます。ここ、館内が変わっているんですよ~(笑)