出張帰りに松島へ・1:仙台から塩釜へ!

ええと、ここで一旦台湾旅行記を中断しまして(って、色々なものが中断されまくっていますが… 笑)。
先日、仙台出張の帰りに、一人で松島まで行ってきましたので、冬の行楽のご参考までに、その時の話をご紹介します。

ちなみに、松島はただいま牡蠣のシーズンですよ~!

まず、なぜ松島に行くことになったのか、ということを簡単に。

仕事で年に何度か仙台方面に出張することがあるのですが、これまではあまり寄り道をせず、仕事が終わればたいていそのまま、東京へ踵を返していました。
が、今せっかく仙台まで行く機会があるのなら、どこか周辺で観光するなり食を楽しむなり、多少なりともお金を使いたい。
ということで、この夏と冬、本当に短いわずか数時間のショートトリップですが、松島を訪れたのです。

では、なぜ夏に行ってまた冬も松島なのかといいますと、夏はカメラを持参しなかったために、行く先々でフラストレーションがたまってたまって(笑)
そんなわけで、今回は出張にこっそりカメラ持参ですよ!

さて。
出張が終わった日はそのまま仙台へ一泊し、土曜の朝に仙台駅へ。松島に向かう前に、出張の大きな荷物をコインロッカーに預けます。
新幹線で帰るときの動線を考え、新幹線の南改札口そばのコインロッカーを利用。ここにはガーメントバッグや小さめのスーツケースが収まるくらいの大型ロッカーがあるので、よほど大荷物でなければ入るんじゃないかな?

ちなみにこのロッカーと新幹線南口改札の間に、えきねっとのチケットを発券できる自動発券機もありますので、えきねっとで新幹線を予約した人は覚えておいて損はないでしょう。

ともあれこのロッカーに荷物を預けて、在来線の仙石線に向かいます。
仙石線は東端の(にぎやかな街側に面した西口改札から遠い)ホームなので、移動時間は余裕を持ってくださいね。

私が乗った下り線は普通の車両でしたが、上り線の電車は「サイボーグ009」のイラストが描かれたラッピング車両でした(作者の石ノ森章太郎氏は石巻出身で、震災で被災した「石ノ森漫画館」が11月に再開したばかりです)。

夏に来た時、仙石線は震災の影響で松島最寄りの「松島海岸駅」まで行くことができず、途中からバスで代替運送をしていました。そこで東北本線の「松島駅」で降り、観光地まで2km歩いたのです(暑かった!笑)。
12年12月現在、仙石線は仙台~松島海岸間は復旧していますので、最も速く手軽に松島に行くなら、仙石線で松島海岸駅下車が良さそうです。

でも今回はあえて松島海岸まで行かず、「塩釜港からフェリーで松島へ」という、松尾芭蕉も使った(?)というコースで松島に向かいます!

ということで、仙石線で松島海岸の数駅手前の本塩釜駅で下車(仙台から30分程度)。
本塩釜駅で「アクアゲート口」から外に出ると、すぐにイオンが目に入ります。

イオンの横の歩道?をまっすぐテクテクと歩いて行くと、その向こうに「マリンゲート塩釜」が見えてきます。
ここが松島行きのフェリー乗り場になります。

ちなみに、私が塩釜~松島間のフェリーに乗ろうと思い立ったのは、小学校の修学旅行で、松島~塩釜間のフェリーに乗ったことを思い出したから(笑)
その場所を見たら、もっと何か具体的なことを思い出すかな?などと思ったのですが…

残念ながら、特にそれ以上のことは思い出せませんでした。(塩釜は松島と違って工場の街っぽいなあ、と感じた記憶だけがおぼろげに残っています)

マリンゲートに入ると、すぐにおみやげ屋さんがずらっと並んでいます。ついついそこで足を止めたくなりますが、フェリーのチケット売り場は店内のずっと奥の方ですので、お土産を物色する前に、まずは奥へ向かってチケットを入手しましょう(笑)。松島へ向かうフェリーは一時間に一本程度なので、逃すとイタイですよ!

マリンゲート内にはおみやげ屋さんの他に飲食店も色々あるようです。
フェリー乗り場のホールには、この時期らしくクリスマスツリーも飾られていました。

この施設の中は全体にこぎれいで、ぱっと見た感じ震災の跡は感じさせないのですが、反対側の出入り口から外に出た時、思わぬものを目にしました。

ガラス戸に、津波が来た高さを示す印が貼られていたのです。

このマリンゲート塩釜も、津波で相当な被害があったようで、この7月1日にようやくリニューアルオープンしたばかりなのだそうです。おみやげ屋さんやレストランの再開までに、色々ご苦労があったんでしょうね。

マリンゲート塩釜の広い駐車場を挟んで反対側には、塩釜の復興市のプレハブが並んでいたので、フェリーの時間まで覗いてみました。

昼前で小腹がすいたところです。なにかつまみ食いできるものがないかと思ったのですが、そういうものよりもむしろ、海産物など本格的なものが多いようでした。車で訪れて、三陸の海の幸を買うのにいいかもしれませんね。

そうこうするうち、マリンゲートからフェリー案内のアナウンスが聞こえてきました。(建物は違うのですが、大きなアナウンスが聞こえてきます) あわててフェリー乗り場へダッシュ!(笑)

次はフェリーの話に続きます。