美ら海水族館を後にし、次に向かったのは、美ら海から程近いグスク、今帰仁城跡(なきじんじょうあと)です。
ここは首里城についで2番目の規模とかで、こちらも世界遺産に登録されています。
遺跡としての価値が高いからなのか、それとも美ら海に近いという立地のためなのか、前に見た座喜味城跡よりも、駐車場もおみやげ屋さんも整えられて、観光地然としています。
きれいな石畳の道や城門を通り、石垣の中へ。
(そうそう、この石畳や階段が滑りやすいので、ヒールのある靴は避けた方がいいかもしれません)
しばらく歩くと、手前の石垣越しに、こんな光景↓が見えてきます。
石垣の向こうは、窪地のように低くなっていて、そこを取り囲むようにさらに石垣が。
…段々石垣?(笑)
しかも、中はけっこう広そうです。でも平らではなく、やけにデコボコしています。
と、そのままコース通り歩いて行くと、足場が組まれていて、下に降りることができるようになっているのです!
わあ、すごい、すごいけど…ここを歩くのは足が痛い(涙)
でも、ここはやはり行くしかないでしょう。
ということで。
決死の思いで(大げさ)デコボコの窪地を横断し、石垣の前までやってきました!
写真では石垣の縮尺がわかりにくいですが、結構大きいんです。
この城壁が、結構な広範囲に、何重にも張り巡らされています。
窪地の側から、先ほど下を見下ろしていた上の城壁を見るとこんな感じ↓
・・・。
写真ではこの場に立った感覚を表現できないのですが、なんともまあ、奇妙な感じなんです。
なんかもう、このうにょうにょで、大きくて、しかもなぜか斜めの城壁が、頭の中で整理ができない…
首里城や座喜味城跡は、お城もしくは城跡という雰囲気でしたが、こちらは「遺跡」という言葉の方が似合いそう。
石垣を上から見ると、規模こそ違いますが、万里の長城を彷彿とさせます。
しかし沖縄のグスクの石垣は、なぜこんなにうねっているんでしょうね… まっすぐよりも造りやすかったのかなあ??
このグスクは、城壁のあるお城としては日本最古なのだとか。
このワイルドさは、その歴史に由来しているんでしょうか…
切り立った石垣越しに青い海が見えます。
その昔、このグスクから同じように海を見下ろした人がいたのかと思うと、ちょっと不思議な気持ちになりますね。
ところで、タイトルに(本編)とある通り、この後は今帰仁城跡に関する余談が続きます(笑)。