積善館@四万温泉の朝ごはんと諸々の話

「積善館@四万温泉の夕ごはん」の続きです。

あ、朝ごはんの前に、夜の話。
この宿、休日は若いお客さんが多いせいか、夜も騒々しくなることが多いようで、私たちが泊まった日も近くの部屋の若い夫婦?カップル?の女性が深夜まで奇声をあげて騒いでいました。たぶん酔っ払いでしょうね。うギャーッとか、ホントに奇声なんです。うるさくて眠れないっつーの

で、朝ごはん。これもラウンジでいただきます。

取り立てて変わったところのない、「旅館の正しい朝ごはん」的な内容ですが、温泉のお湯を使ったお粥がおいしかったなあ。

あ、そうそう、この温泉は飲用できるんですよ!特におなかの調子が良くない人に効果があるそうです。

この朝食でもうひとつ特筆すべきは、おばあちゃん。たぶん社長さんのお母さん(大女将)なのでしょう、かわいらしいおばあちゃんが、客のテーブルを一つ一つ回りながらお茶をいれてくれるんです。
くっそー!卑怯だぞ!私はおじいちゃんおばあちゃんに弱いので、昨日眠れなかったことや色々な不満がすべて「ま、いっか」となってしまうじゃないの!(笑)(でもここに書くけど)

そして朝食の後は、貸切風呂にGO!
早朝にまず大浴場に行き、さらにチェックアウト前に、もう一度のんびりお風呂です。有料で要予約ですが、半露天になっていて気持ちよかったですよ。(ちなみに無料の家族風呂もありますが、いつも使用中で入れませんでした!)

ただこの有料のお風呂、貸切風呂が二つ隣り合わせになっているので、隣の人の会話が結構聞こえます。で、このときもまたヤンキー風の女性の声が騒がしくてね~(苦笑)

まあこういうのは、他にどんなお客さんが泊まっているかによってあたりはずれがありますよね。ただ休日は若い人(というか騒がしい人)が多いようなので、静かに過ごしたい人は、できれば平日に泊まったほうがいいかもしれません。

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さて、これまで宿について色々書きましたが、最後に四万温泉の話。
ここ、ある程度知名度の高い温泉地だと思いますが、いわゆる「温泉街」的な賑わいがほとんどないんです。

チェックアウトした後周辺をぐるっと散歩したのですが、開いているお店が少ない!でもお客さんは結構いるようで、皆さん時間つぶしに困って途方にくれているようでした。
でもね、ここ、レトロっぽく写真を撮ろうと思うと、それなりに雰囲気が出る。そこがまた問題(?)というか。

何が問題って、写真の印象と実態のギャップが大きすぎる
カメラを首から下げている若い女の子たちを何人も見ましたが、彼女たちはきっとステキ写真をとってSNSなどにアップするのでしょう。そうすると、それを見て「わあ、ステキ!」「ジブリっぽい!」と訪れる若い人も出てくるわけで。
すると、この温泉地(と、本来の湯治場的ポジション)と、訪れる若い人の間でさまざまなギャップが…
(そして宿で大騒ぎする人たち続出、ということに)

写真が好きな人の多くは、見たものをそのまま撮るのではなく自分のイメージに合うものを選んで撮るでしょ?そしてここは、「レトロな温泉地のイメージ」という目的に合うものを見つけ、そのように撮れてしまう場所なのです。
でも実際は、そういう写真のイメージとはだいぶ違いますから!。私は常々「写真は嘘つき」と思っていますが、今回ほど実感したことはない(笑)

とはいえ、鄙びた温泉地でのんびりしたい人には、お湯も良いですし、いいのではないかと思います。ただし平日ね!休日は若者が多くてにぎやかになるので!