山形にはおいしいおそば屋さんがたくさんありますが、ここ「一寸亭本店」は地元の人に人気のお店。ちょっと風変わりなおそばを出しています。
日本そばというと通常かつおだしが多いと思いますが、こちらは…なんというんでしょうかね、鶏のだしがきいた「お雑煮」のようなスープ（おそばでスープというのも妙ですが）なのです。鶏南蛮がもっと極端に「鶏のスープ」になった感じ、といえばとイメージがわくでしょうか？（むー、表現が難しい…）
しかもこのおそば、基本は冷たいスープ。かけそばで冷たいスープって珍しいですよね。初めて食べると、きっとビックリしてしまうと思います。
でも、これがおいしい！
私がここのおそばを初めて食べたのは大学生の頃でしたが、大変なインパクトで、もうイチコロです（笑）。以来、自分でかけそばを作る時は、この味の記憶をもとに作ってきたくらいです。
とはいっても昔の記憶ですから、久しぶりに本物を食べてみたら、全然違っていました（笑 私はかつおだしをメインに鶏ガラのだしを合わせて作っています。でも旦那はこのおそばを食べて「ウチの味に似てる」と言っていましたけど…）
★追記：一寸亭本店もかつおだしと鶏のだしをあわせているそうです。鶏のほうが強く感じますが、鶏油のせいなのかな？
いわゆる一般的な田舎そばが食べたい人にはお勧めしませんが、山形のおそば屋さんをはしごして色々食べてみたいという人は、こんなお店にも足を運んでみては。
ただし、大人気のお店なので、休日は地元の人で行列必至ですよ～
ちなみに、冒頭の写真は「鶏そば」で、鶏肉のほかに煮たネギや青菜、しいたけなどがのっています。（このネギがおいしい！）
でもこのお店の基本は鶏肉と薬味に散らしたネギのみの「肉そば」です。まずはこちらで味を確かめてみてくださいね。
なお、一寸亭という名前のお店は山形県内に数店ありますが、系列店なのかどうかはわかりません。山形市内の一寸亭でも以前食べたことがありますが、今回ご紹介した本店のほうが、麺もスープも私の好みでした。