東京在住の人にもおすすめ!東京ステーションホテル(前編)

旅の覚え書き、超久々の更新になりましたが!

そろそろ夏休みの計画が気になる時期ということで、今回は東京に遊びに来る方にお勧めのホテルをご紹介したいと思います…
いや、ここは東京在住の人にもおすすめしたい!東京駅の「ほぼエキナカ」ホテル、東京ステーションホテルです!

2012年、約5年の復元工事を経てリニューアルした東京駅の駅舎ですが、同時にリニューアルオープンしたのが「東京ステーションホテル」。東京駅の長ーい駅舎の2階から4階までが、ヨーロピアン・クラシックスタイルのホテルになっているのです。

下の写真は東京駅の駅舎ですが、Aと記しているのが東京ステーションホテルの中央、Bと書かれているのが北側のドーム。Aを挟んでBの反対側にもBと同様のドーム(南側ドーム)があります。(冒頭の写真に写っているのが南側ドームです)

ドーム部分は丸の内北口・南口改札になっているので、中からドームを見上げた方も多いのではないでしょうか。

これらのドームは戦火で焼失してしまい、東京駅の駅舎は長らくドームがないまま使用されてきましたが、今回の修復で100年前の建設当時の姿に復元されたのです。このドームは東京駅リニューアルの目玉の一つでもあるわけですね。

で!
今回私が吉祥寺から電車でわずか30分の東京ステーションホテルにわざわざ泊まったのは、このドームに面した「ドームサイド」の部屋に泊まってみたかったからなのです!

アホくさーっ!と思った方もいるでしょう、いや、自分でも結構そう思います(笑)。でも、東京駅の往来を、素敵なホテルの部屋から眼下に眺められるなんて、ここだけなんですよ!

もちろん立地抜群の高級ホテルですから、宿泊費もそれなりです。
でも私には、高級ホテルでもお得に泊まれる予約サイト一休.comがある!(笑)
一休でドームサイドのお部屋が安く予約できるプランを吟味し、ついに念願かなっての宿泊となりました。(ちなみにこれは昨年、2013年の話です)

さて、チェックインしたのはとある日曜日の夕方。(土曜日とは違い、日曜日は比較的安く泊まれます。で、翌月曜は東京駅からそのまま仕事にも行けるので、東京の人で「一度泊まってみたい」というだけならおススメ)

案内されたドームサイド(キング)の部屋は、傾き始めた日差しがドーム越しに柔らかく入る時間帯でした。

おっ!
お部屋は想像以上にクラシックで素敵です。天井が高ーい!
一方で、床面積は意外と狭い(笑)

ソファやテーブルなどの調度品があちこちに置かれているせいか、30平米というサイズよりは狭く感じます。でも天井が高いので圧迫感はないかな。(私のカメラでは部屋全体が写らなかったため余計狭く見えますが、実際にはもっと余裕がありますよ!)

そして、窓から外を見ると、
おおっ!
窓の外を見ても、外気に触れる外ではなく、ご覧のとおり駅舎の中。
駅の改札口では遠く上空にしか見えなかったドーム上部が間近に見えます。

そして下を見下ろすと、
おおおーっ!(って、おっさんっぽいなぁ)

まさに丸の内南口を行きかう人々の様子がばっちり見えます!
面白ーーーい!もう、こういうの大好き!(笑)

ちなみに正面の窓は、ドームを囲んで配置された別の客室です。
つまり、窓に張り付いて外を見ていると、反対側の客室からはその様子が丸見え(苦笑)
本当は滞在中ずーっとここに張り付いて下を見ていたいくらいでしたが、まあほどほどに、と自制しました。

それにしても、高ーい天井にシャンデリアとか。

私が普段泊まることのないタイプのホテルです(笑)
電車でわずか30分の場所ですが、エキナカのシチュエーションといい、私にとってはちょっとした異空間です!

部屋の設備は、広々豪華というより、上品かつ快適に過ごせるようにまとまっていました。洗面所周りはこんな感じです。

そしてやはり面白いのは、駅舎内という立地ならではの構造です。
私が泊まったのは南側ドームサイド、上から2枚目の写真のBとAの間を、Bと反対側に等距離のばした位置です。って、何を言っているのかわかりにくくてスミマセン、とにかくホテルの中央Aの位置へ行くだけでも結構な距離があります。

だから廊下も、長ーい!

全力疾走できそうな長さです(笑)
しかもドーム部分の廊下は弧を描きつつ複雑な形になっているので、廊下だけで迷えそう(笑)

そのややこしくて長ーい廊下をテクテク進むと、駅中央Aの三角屋根の部分へ。
あの下は、実はこんなスペースになっているんです!

これは宿泊者だけが朝食会場として使うアトリウムというスペースです。ここも東京駅リニューアルの目玉の一つのようで、このアトリウムで朝食を、というのが東京ステーションホテルのウリの一つにもなっています。

でもね。
朝食ブッフェ、高いんですよ(笑)

ドームサイドに泊まるというのが最大にして唯一の目的なので、今回はちょっとケチって朝食はナシのプランで申し込みました。その場合アトリウムには入れないと思っていたのですが、宿泊者は朝食時間以外にも、談話室として使うことができるようです。
まあ、ひとまず見られただけでも満足かな(笑)

そしてもう一つ、私が知らなかったホテルのパブリックスペース。

ドーム沿いには、ドームサイドの部屋の他にも、ドームに面した小さなパブリックスペースがあったのです。

なんだ、じゃあ他の部屋に泊まっても、ドームの様子を見ることはできるのね(笑)
といっても、自分の部屋から好きな時に好きなだけ、というのが醍醐味なので、私はやっぱりドームサイドに泊まって良かったかな。
でも家族旅行などで広い部屋に宿泊したいという人にとっては、こんなスペースがあるのはうれしいですよね!

さて、ここまででだいぶ長くなったので、後編に続きます!