東京在住の人にもおすすめ!東京ステーションホテル(後編)

東京在住の人にもおすすめ!東京ステーションホテル(前編)の続きです。

念願かなってドームサイドの部屋に一泊することになったわけですが、非常に楽しみ、というか興味津々だったことがあります。

それは、真夜中はどうなるのかということ

この部屋は改札前のドームに面しているわけですが、いかに乗降者の多い東京駅といえど、夜間電車の発着がない時間帯は営業が終わるでしょう。そのとき、このドームはどうなるのか?
真っ暗になる?それとも照明が暗くなる程度?
営業時間を終えたテーマパークのそれを想像して、勝手にワクワクしていました。

で、答えは。

・・・?

窓の外から日光が入らなくなり、向かい側の部屋が遮光カーテンを閉めたため、薄暗くなりました。でも駅舎自体は明るいままなんですね…
真夜中でも、人がいてもいなくてもこんな感じでした。ちょっと意外。

それよりもっと意外だったのが、なぜかこのドームで夜中に立ち話をしている人たちがいたこと。
中年のおばさんたちでしたが、終電大丈夫?という時間になぜかドームの真ん中でくっちゃべっています。
本人たちは自分たちしかいないと思っているんでしょうけれど、大声がドームに反響して結構うるさい(苦笑)。
まあでも、そういう光景が見られるのもこの部屋だからですよね。

ベッドに入った後、遠くから駅の音(ピーン、ポーン、みたいな音がしますよね。あれは視覚障害者のための誘導音だそうです)がかすかに聞こえます。その音で「ああ、私は今、駅の中に泊まっているんだなあ…」と実感し、なんだか不思議な感覚でした。

さて、翌朝。

早朝目を覚ますと、ドームに昨日とは反対方向から朝日が差し込んでいました。
そして下には仕事に向かうらしい人影がチラホラ。
日ごろ吉祥寺界隈だけで生活している身としては、丸の内って意外と朝が早いんだなあ、と驚きです。

時間とともに、窓から差し込む陽光がドーム内をするすると滑っていきます。
窓に日が当たっても、お向かいさんはまだ遮光カーテンを閉めたまま。まだ寝ているのかな?
そしてその下は…

いよいよ朝の通勤の時間帯。大勢の人たちが足早に歩いていきます。

わーーー、すごい…。

それぞれがそれぞれの方向へ向かっていた昨日の夕方とは違い、今日は皆さん一様に改札から出てきて、そのまま行進するかのように外へと向かいます。
これからまた一週間が始まるんだなあ。丸の内の皆さん、がんばっているんだろうなあ。
徒歩通勤でラッシュに縁のない生活をしている私にとっては、丸の内の行列は非常に新鮮で、感慨深い光景だったりするのでした。

さ、私もコンビニのおにぎりを食べて、中央線で吉祥寺に戻ろうかな!

ともあれ、東京ステーションホテル、上京する人の旅行の拠点にも、東京在住の方の気分転換にも、ひょっとすると鉄子さんにも?おすすめです!