香港・10:香港のロースト屋さん(焼臘店)

マンゴーパンケーキで満足した後、早めの夕食を取りに、前から目をつけていた旺角の焼臘店に行くことにしました。

香港の街を歩くと、おいしそうなロースト類をショーウィンドウにぶら下げているお店があちこちにあることに気づくと思います。あれがロースト専門店、焼臘店です。専門店といっても敷居が高いわけではなく、むしろ大衆食堂的(笑)。安くおいしく香港を楽しむためには利用価値の高いお店だと思います。

ところが。

目当ての焼臘店に行ったものの、食べたかったガチョウのローストが品切れ
ええ~っ…(悲)

いえね、香港滞在時間は限られているので、旅全体は無計画でも、いつどこで何を食べるかについては結構真剣に悩んで考えてきたんです!でも今回は、旺角界隈で他に食べたいものもなく。ん~、どうしようかなあ…

結局そのまま南下しながら散策し、男人街を冷やかした後、以前食べておいしかった佐敦の焼臘店に行こうということになったのです。

ところがところが。今度は、その佐敦のお店が見つからない

場所は大体覚えていたのですが、その場所に目指すお店がないのです。閉店しちゃったのかなあ…。
(後日気がついたのですが、それと同じ名前の店が、大通りに面した立地の良い場所にありました。良い場所に引越しをしたんでしょうね)

こうなってくると、意地でも焼臘店に入りたくなるというのが人情、というか私の性分(笑)。結局佐敦付近をあちこち見てまわり、路地にある小さなお店に入ることにしました。

御香雞(Yue Heung Chicken)というお店でしたが、この手のお店にしては店内がこぎれい。日本の流行りのラーメン屋さんに多いウッディーな内装です。まだ新しいお店なんでしょうね。なんだか焼臘店らしくなくて、妙な気もしましたが、こういうお店も新しいお客さんを呼び込むために、いろいろがんばっているのでしょう。

さて、このお店でいただいたのは、旦那がローストグース(ガチョウ)、私がチャーシューとチキンの焼臘飯、いわゆるぶっかけご飯です。
あまり期待せずにはいりましたが、どちらもおいしかったですよ!地元の人に言わせればきっといろいろあるのでしょうけれど、普段食べない私達にとって、こういうお店は有名店でなくとも十分おいしいのです。

あ、もちろん、かの「ヨンキー」などと比べてはダメですよ!値段が違うんですから…。
そう、この手のお店はとにかく安いんです。私達が食べた焼臘飯はそれぞれ26元、このときのレートで325円!しかもワンタン麺と2元しか違わないんです!この値段設定はちょっとおかしいような…(笑)

まあいずれにしても、焼臘飯が食べられて満足!香港に来たら一度は食べたいものの一つです。

この後、ホテルの近くのスーパーにより、ミネラルウォーターとインスタントの香港式ミルクティー(港式奶茶)を買い、ようやくホテルに戻りました。うーん、香港に来て6時間で、いろいろ食べたなあ…。

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