香港・36:北角鶏蛋仔のガイダンジャイ(エッグボール)

さて、北角にやってきたのは「お菓子」のためと書きましたが、お目当てのお菓子の一つがこちら。北角鶏蛋仔のガイダンジャイです!(ちなみに「エッグボール」でも通じます。名前が覚えられない私は、そう言って注文したことが何度もあります…)

鶏蛋仔(ガイダンジャイ)についてはすでにご紹介しましたが、ベビーカステラのような形の焼き菓子がたくさんくっついてシート状になったもの(それにしても、あらめて見ると不思議な形状だなあ…)。香港を歩いているとあちこちで見かけるので、これまでもちょくちょく食べていましたが、中でも北角鶏蛋仔のものがとびきりおいしいと聞いたのです。

まあ、とびきりおいしいといっても、すごーく素朴なお菓子ですし、正直なところ、さほど違いはないだろうとも思いつつ、それでもやっぱり確かめてみたい。
ということで、北角まではるばるやってきたわけです。

場所は北角駅の東側。お店自体はとても小さく目立ちませんが、人が並んでいたので、すぐにわかりました。実は、先に書いたトラムが通る露店街より前、北角駅を降りて真っ先にここに来たんですけどね(笑)

で、しばらく待って、無愛想なお姉さん店員さんから受け取ったのが、写真の焼きたての鶏蛋仔です。
見た目は特に変わったことはないのですが。

食べてみてビックリ、本当に、これまで食べたものとは別物

表面はカリッとしていますが、中はもっちりフワフワ。この食感の妙はこれまで味わったことがありません。これは上半分が空洞、下半分に生地が詰まっているため、とのことですが、先に他で食べたものもそうなっていました(真似したのかな?)。でも、味わいは全然違う。食感はもちろん、生地のやさしい甘さも後を引きます。

えええ~、こんなに違うんだ…。これはおいしい!北角まで来たかいがあった!

香港で食を極めた美食家の皆さんにはちょっと馬鹿にされるかもしれませんが、私はこういうチープなB級グルメが楽しいんですよ~

余談ですが、以前、アメリカ人のマスコミ関係者が、日本のカレー(ココイチのような)が猛烈に好きで、それが食べたいために日本に来る、という話を読みました。「カレーのために?」と思いましたが、香港の人から見たら私も、そういう酔狂な観光客なのでしょうねえ…

それにしても、これまで他のお店でもおいしいと思って食べていた鶏蛋仔。これからはこのお店のものが食べたくなっちゃうなあ。これって、いいような悪いような…(笑)

ああ、思い出したら食べたくなってきちゃった~

(※後で知りましたが、実は滞在していたホテルのそば、佐敦駅付近に支店ができていたそうです!うーむ、わざわざ北角に行く必要はなかったのかなあ…。でも、もしそれを知っていたら毎日食べちゃったかも…笑)

お店については香港ナビに詳しく出ていましたのでご参考に。