香港・40:どこまでも続く青空市場(新填地街界隈)

花園街街市で朝食を食べた後、チェックアウトまでは、特に決まった予定はありません。
そこで、旺角からホテルまで、裏通りをぶらぶら歩いて帰ることにしました。

コースはランガム・プレイスの西側の通り(広東道・新填地街あたり)をひたすら南下。このまままっすぐ行けば、佐敦付近の青空市場を通るはず。日本で見かけないような果物や野菜を売る露店が並んでいて、見て歩くとなかなか楽しいですよ。

ところが。

「佐敦付近まで行けば」と思っていたのですが、それまでもなく、もう角をまがった先から青空市場なんですよ!(笑)

道には露店が立ち並び、野菜や果物、そのほかさまざまなものが売られています。そういうものを買い求める人で、狭い通りは大賑わい。

いや、確かにね、香港はあちこちでこういう青空市場を見かけるんですがね、旺角から佐敦まで二駅分の裏通りがだいたいこんな感じって、おかしくないですか?(笑)

それに、旺角の駅を挟んで反対側、東側の通りも大きな青空市場だったはず。香港には、一体どれだけの数の商売人がいるんでしょう…

こうした露店の背後には固定の店舗もあって、そこもまた盛んに商売をしています。
おいしそうなローストを売るお店あり、

庶民的なパンを売るお店あり…(ここのパンを買って食べた話は後ほど)

通りの角には、蒸篭で点心やぶっかけご飯を蒸してい売っているお店もありました。
手前右、出来上がりを待っているらしいおばあちゃんが、なんだかラブリー!髪を整え、首元にはスカーフも巻いたカワイイおばあちゃんです。

しかし、蒸したてアツアツのものをもらって、どうやって持ち帰るんでしょうね?テイクアウトするまで観察してみればよかったなあ…

なにはともあれ、こういう「庶民の台所」的な市場は見るだけで楽しい。建物の中の市場もいいですが、外を散歩しながら見られる青空市場は、お天気さえ良ければ気分が良いもの。その場所(通り)によって売られているものが食品だったり衣類だったり、いろいろ違ってくるのもまた面白いですよ。

でも、私が見て一番楽しいのは、やっぱりカラフルな果物と、面白い野菜かなあ。
時々は「買ってかない?」「おいしいよ、安くするよ」なんて感じにお店の人に声を掛けられたりもして。買えない立場としては、ちょっと申し訳ない気持ちになったりもするんですけどね。