上の写真で奥に移っているのは、同じテーブルの親子です。箸を伸ばしているのはお母さんですが、かきが大好きなんだそうです。
さて、「かきは一気に蒸し焼きで!」の続きです。
いよいよ食べ放題開始!
蒸しあがったかきは、まず、火が通って口が開いたものを選んで食べていきます。
これを剥くのは楽勝!ささっと殻を開けると、
わあ、ホカホカ~!湯気が立っているの、わかります?
小ぶりのかきでしたが、食べてみると、もううんまいの!生臭さやエグみはなくて、プリプリでやわらかくジューシーな中に、かきのうまみが閉じ込められているみたいな。
さあ、次々いきますよ!
わー、これはぷっくりしてカワイイ。こうして写真をみると、かきの形って色々なんですね。食べているときは夢中であまり気にしていなかったんですが(笑)
かきの殻の開けかたは、蒸し待ちの間におばちゃんにレクチャーしてもらったので、昭和記念公園の時よりもだいぶスピードアップしました。口が閉まっているものも、火が通っていそうなら、どんどんこじ開けていきます。
かきを鉄板からとって、剥いて、食べて、とって、剥いて、食べて…
あ、穴が開いちゃった!でも味は変わらないので気にしない(笑)
ただし、気にしなければならないのは火の通り具合です。
かき小屋のかきは加熱用なので、半生で食べてはいけません。殻を開いた時に生っぽい場合、殻から出して、あるいは殻ごと、もう一度鉄板に戻して焼きなおします。
この、殻から出して直接鉄板で焼いたかきもまた、香ばしくておいしいですよ!
さて、蒸しかきが減ってくると、おっちゃんがスコップでかきを鉄板の真ん中に補充してくれます。火が入ったものは鉄板の縁側によせ、真ん中はじっくり火を通すというわけです。
ここではもう蓋はしないので、蒸しがきではなく焼きがきになります。
仙台で食べたときにはあまり違いがわかりませんでしたが、蒸しがきはやわらかくジューシー、焼きがきは味が濃縮されたような感じ、かな?
ホカホカの蒸しがきがたくさん食べたい人は、スタートダッシュが必要かもしれません(笑) でも焼きがきも十分おいしいですけどね!
といっても。
かきだけを食べ続けていると、さすがに飽きが来ます。私の場合、20個を過ぎたあたりで突如、がくっとペースダウンしてしまいました。
そんなタイミングで、いよいよ準備していたレモンの登場です!
(ちなみに上の写真のかきは火の通りが不十分です。この状態では食べちゃダメですよ!)
前にも書いた通り、私は普段は何もつけずに食べるのが好きなのですが、今回は別。小屋で用意された切込み入りのレモンをかきにチュッとしぼります。
すると、
おおおっ!さっぱりさわやかで、おいしい!
これでまた息を吹き返し(え?)、
かきを鉄板からとって、剥いて、食べて、とって、剥いて、食べて…
でも、食べ始めて20分くらい(早っ!)で、すでにお腹にかなりの重量感が。
う、そろそろ限界かな…
ところが私のお腹とは関係なく、親切なおばちゃんたち(途中から助っ人のおばちゃんも入りました)が、なぜか私のためにで、せっせと殻をむいてくれます。他の人にも適当に分配しているようですが、明らかに私にくれる数が多い…東京から一人で食べ放題にきた女ってことで、同情されたのかしら(苦笑)
うわーん、断れない、これじゃあわんこかき状態だ!
そして最終的に。
私が食べたのは35個。(数えながら食べた 笑)
おばちゃんによれば、今年は大粒なので、女性で35個はなかなか、とのことでした(笑)
一人終了宣言(というか、おばちゃんに「もうお腹いっぱいです!」とギブ)をし、記念に鉄板を一枚。
どうですか、上の写真。
なんだかすごい惨状。いったい何の戦の跡ですか。兵どもが夢の跡ですか。
でも同じテーブルの人たちはこの後も、缶チューハイなどを飲みつつのんびり食べ続けていました。
うーん。私はペース配分ができていなかった。まだまだ修行が足りませんね… でもジューシーな蒸しがきの間にたくさん食べられたから、それでもいいかな?
それに、35個は食べたわけですから、これが一つ350円だとすると、40分食べ放題2,000円で12,250円分食べたことになるんですよ!
もちろんそんな単純計算はできませんけど、実際、「元を取った」なんて考えもしないくらいの満足感です。元どころじゃない。量だけの満足感ではなく、味もおいしいんですからね!
ということで。私の「松島のかき小屋」初戦、こうして終了いたしました。
今回の反省を生かし、来シーズンまた挑戦したいと思います!
あ、写真はおまけで、松島の海です。今回写真が全部グレーでちょっとアレだったので(笑)
で、かき小屋シリーズ、これで終わりじゃないですよ!次回はかき小屋のまとめをさくっとしたいと思います!