ここまでダラダラと書き連ねてきた「松島のかき小屋で食べ放題」シリーズですが、最後にまとめ…というか、何もまとまってはいないんですが(笑)、いくつか気づいたことなど書ききれなかったことを列挙していきます。
松島のかき小屋に行く際のご参考になれば。
上の写真は瑞巌寺の洞窟遺跡群にある牡蠣観音の石仏です。
かきの殻をかたどった光背、かきの殻を一度に素早剥くための持仏とたくさんの腕が特徴です。さすが松島…
・・・
ウソです。
当然ですが、大ウソですので、本気にしないように。こういう冗談、旦那が本気にしちゃうのよね…
ちなみにこれは准胝観音です。腕が沢山あっても千手観音ではありませんのでお間違えなく。あっ、もちろん牡蠣観音でもないですからね!しつこいようですが!
閑話休題、気になったこと、気がついたことですが。
まず事前の準備として
- 大きなビニール袋を用意する
- できれば着替えを用意する
のがおススメです。なぜなら、かき小屋で一戦を交える(?)と、体中がものすごく磯臭くなるんです!小屋に臭いが立ち込めるだけでなく、隣の人がとばした汁が、頭からかかったりします…今回実際にそうなりました(苦笑)
ですので、上着などはビニール袋に入れて、汚れと匂いから守ったほうがよさそう。小屋内には上着をかけたりカバンを置いたりする一角もあるのですが、同じ室内(どころかテーブルのすぐそば)ですので臭いは防げません。私は上着もカバンも袋に入れて自分の足元に置いておきました(かごを貸してもらえました)。
そのうえで、上着の中に着る服は着替えを準備し、すぐに出せる状態にして、仙台駅のコインロッカーに入れておきました。これで臭い服で新幹線に乗らずに済みました…といっても、全身が磯臭かったので、気休めかもしれませんが(苦笑)
(追記:仙台駅の大型コインロッカーは、、以前ご紹介した新幹線南改札以外にも、中央口側にもあります。ただ、改札口とコインロッカーが離れているので、荷物が大きい人は南改札近くのコインロッカーのほうが楽かと思います)
同じ理由で、
- もし一泊二日の旅行なら、初日がいいかも
- 日帰りでもお風呂セットを持っていくとよさそう
です。
体が臭くなった状態で長い帰途をすごすのは、本人も周りもつらいです。よって、かき小屋は初日にして、早めにチェックインしてシャワーを浴びれば(温泉宿ならなおいいですね)、午後少しの間の我慢ですみます。
もし日帰りでも、時間的な余裕と着替え、お風呂セットを持っていれば、松島周辺の日帰り温泉でスッキリしてから帰るのもいいでしょう。
(「お風呂に入ってから帰るといいよ」とおばちゃんに言われました!)
(でも食べすぎると、お風呂で溺れるかも…)
※注:すぐそばのリゾートホテルの日帰り入浴は、ホテルでのランチ利用者のみだそうです。そりゃ、かき小屋帰りには絶対無理!ですね。かき小屋客で臭くなるのを避けたのかしら?なんという賢い作戦…)
ただいずれにしても、匂いはつくし汚れるし、ですので
- 汚れてもいい格好で
というのは鉄則です。ドライクリーニングオンリーなオシャレ服を着ていった日には、泣きを見ますよ!
さらに前編でもあげた通り、小屋はまわりにほとんど何もない場所にあります。でも当日受付の場合、特に土日ははなるべく早くいきたい。さらに、名前を呼ばれたときにそこにいないと順番を飛ばされてしまうというウワサもありますので、できれば小屋周辺に待機しておきたいところです。となると、小屋の前の椅子か待合室になりますが、かきのシーズンはちょっと寒いですよね。
ということで、
- 防寒の準備
- ひまつぶしができるもの
が必要かもしれません。
続いて注意事項ですが、かき小屋は基本的に
- 飲食物の持ち込み禁止
です。千葉の浜焼きでは調味料を持ち込みまくった私ですが、そういうのもダメっぽいです。なので
- 味付けは小屋で購入するレモンのみ
です。私はそれで問題ないのですが、これ、人によっては…かもしれませんね。(私の旦那はレモンが苦手なので、「それじゃあ俺は無理だ…」と嘆いていました)
また、すでに書いたことですが
- 予約は前日の午前中までに、電話で受け付け
- 予約はかき飯、かき汁つきの3,000円コースのみ
です。今回は当日受付の2000円コースにしましたが、個人的にはこちらで十分だったかなと思います。ただ、早くいったり長く待たされたりする覚悟が必要ですし、かきだけではちょっと飽きるかもしれませんね(と、飽きずに食べたくせに言ってみる)。
身軽な一人二人ならともかく、特に大勢で行く場合は、予約したほうがいいかもしれません。
あ、そうそう、これとは逆になりますが、
- 一人で行くとちょっと浮くかも
というのは否めません(笑) 受付用紙に並んだ名前を見た限り、今回一人で来ていたのは、私の他には男性が一人だけでした。
私は静かなご家族と同じテーブルだったので問題ありませんでしたが、一人で行って、学生5人の騒がしいグループと一緒になったりすると、ちょっと、ねえ。「新幹線でやかましい修学旅行生一行と同じ車両になっちゃった」みたいな居心地の悪さを感じると思います…
でも食べ始めてからはあまり気にならないかもしれませんけどね。
そんなところかな?また何か思い出したら足していくことにします。
帰りには松島観光も楽しんでいってくださいね。
写真は五大堂の赤い橋です。2012年のエントリー「出張帰りに松島へ」もご参考までに。
食べて復興支援、というほど大げさでなくても、旅行の機会があれば、あるいは出張帰りにでも、東北のおいしいものをぜひ楽しんでくださいね!