今回の旅行で(というか、大抵いつもだけど)何のプランも考えていなかった旦那が、もらったパンフレットを見て「ここに行きたい」と主張したのが、前出の中村家と、ガンガラーの谷でした。
ガンガラーの谷は鍾乳洞が崩落して出来た谷なのですが、その中をガイドさんの案内付きで歩けるネイチャーツアー(というのか?)があるのです。
私もるるぶの囲み記事で見かけたのですが、そのツアーに参加するには事前予約が必要で、所要時間もけっこうかかりそうだったので、そのまま読み飛ばしていました。
でも、旦那はどうしてもそこを見てみたい模様。入り口にはカフェもあるというので、とりあえず行ってみることにしました。
ガンガラーの谷があるのは、沖縄本島の南端に近い山間です。
中村家からしばらくのドライブを経て、カーナビがあるのになぜか道を間違ったりしつつ、2時過ぎになんとか到着(そういえばこの日のお昼は、車中でコンビニのおにぎりだったなあ…)。
駐車場に車を停め、ガジュマルが生える広場をテクテク歩いて、目指すガンガラーの谷(の入り口)へ向かいます。
で、見えてきたのは、なんだかちょっと怪しげな洞窟の入り口なのですが…
ええ?この中にあるの?カフェが??
あれっ、本当に、中にテーブルとイスが並んでいるような…
おおおっ、ホントにカフェらしきものがある!何なの、この妙な空間は!!
ということでやってきたのが、ケイブカフェ。みなさんご承知とは思いますが「警部カフェ」ではありません。CAVE CAFE、つまり洞窟カフェです。
鍾乳洞の入り口に位置する広いスペースに、テーブルとイス、移動販売用の車両を持ち込んでカフェにしているのです。
吉祥寺にも洞窟っぽいカフェはありますが、ここは本物の洞窟の中ですよ!こういうカフェはなかなかお目にかかれないでしょう。
中はひんやりとしてうす暗く、ムード(?)満点です!
もっとも、カフェといってもお腹にたまる軽食類はなく、飲み物と、クッキーなどの本当に簡単なお菓子類のみです。何かを食べに来るための場所とは考えない方がいいかも。
というのも、メニューのこともあるのですが、場所的な問題もあります。なにしろここは本物の鍾乳洞ですから、上からひっきりなしに水が滴り落ちてくるんです!テーブルにもイスにも、ポタポタポタポタ…。各テーブルに水をふくためのタオルが常備されているくらいです。
もちろん、お客の頭の上にも遠慮なく水が垂れてきます。
そういうことを承知で、この不思議な空間を楽しめる人ならよいのですが、状況がわからなかったのかオシャレをしてやって来て、髪や服が濡れてしまい慌てている若い女性もいました。みなさんお気をつけあれ。
このスペースは、カフェとしてだけでなく、ネイチャーツアーの受付や出発口としても使われています。
上の写真で、奥の方に見えているのがガンガラーの谷への入り口、その手前にあるテントは、ツアーの事前案内のためのスペースです。あのテントの中で、ガンガラーの谷に関する事前学習をしてからツアーが始まるというわけ。
さて、あわよくばネイチャーツアーに飛び込みで参加しようと思っていたのですが、この日は中学生の集団の予約が既に入っていたため満員御礼、私達は参加できませんでした。
まあ、私自身は、入り口で雰囲気だけでもいいと思っていたんですけどね。
実は旦那が、やはりどうしてもあきらめきれなかったようで。
何と翌日、旅行の最終日に、再びここに来ることになるのです…
とりあえず、カフェの話はここまで!ガンガラーの谷については、また後でご紹介します!