農連市場を見に行ったとき、ちょっと面白い…というか、妙にステキなものを見かけました。
これは、何と言えばいいんでしょう、「ここに張り紙するべからず」的な注意書き(例えがやけに古いな)、メッセージ、とでも言いますか。
まずは、こちら。
『防火の基本は防災品から』と誰やら野球選手が言っていますが(いえ、本人が言ってるわけじゃないですけど)、注目すべきはそちらではありません。
その向かって左側の、ベニヤ板のメッセージです。
『ここにチリを捨てては、いけませんよ。』
な、なんてステキなの!
「捨てないでください」とか「捨てるべからず」ではなくて、
「捨ててはいけませんよ。」
ですよ!なぜか口語調の呼びかけですよ!
うわぁ。ヤラレた。
こんなことを言われたら、「(肩をすくめて)ハイッ」って答えるしかないでしょう!(笑)
思わず写真に撮ってしまいました。
ところが、これだけではなかったのです。
こちらにも一枚、いかしたメッセージが。
小さいので、アップにしてみましょう。
『ネコ嫌いにしたのは
あなたのせいです
ほんとにネコがかわいいなら
エサやりやめるか
家につれていって
かわいがって下さいネ。』
うわ~っ、これはちょっともう、ステキすぎる~!(笑)
おそらく、誰かがここでノラ猫に餌をやるので、迷惑を被ったこのスペースの所有者(使用者)が猫を追い払うなどしたのでしょう。
そして、餌やりをしている人に対する「警告」のメッセージなのだと思いますが、なんだか歌詞みたいですよねぇ。
「本当にネコがかわいいなら」ではなく、「ほんとにネコがかわいいなら」、
「エサやりをやめるか」ではなく「エサやりやめるか」になっているのがこれまた口語調。
そして、「かわいがって下さいネ。」って、この「ネ」が!ネがかわいすぎる!
誰?だれが書いたの?やっぱり優しげなステキ女子?(いい歳のおじさんだったりして…)
この二つのメッセージは、筆跡が明らかに違いますし、それぞれ別の人が書いたと思うのですが、どちらも同じ雰囲気の口語っぽい言葉づかいです。
ということは、これは地元の人にとっては特に面白くもなんともない、普通の言葉づかいの、普通の張り紙なのかもしれません。
でも、「注意」「警告」のメッセージがこんなやさしい口調で書かれているなんて。
もしこれが普通なのだとしたら、沖縄の人が東京あたりに来て、「ゴミを捨てるな!!」とか、「告 この場所での猫の餌やりを禁ずる。見かけた場合は…」なんて張り紙を見たら、ギョッとしてしまうでしょうね。
それにしても、『ネコ嫌いにしたのは あなたのせいです』のメッセージ。
少し前、私の地元の吉祥寺・三鷹界隈で、とある著名人のネコへの餌やり(集合住宅前で、近所の人たちが迷惑がっていた)が裁判沙汰になったと話題になりました。裁判では餌やりを禁ずる判決が出たのですが、当の本人はそれでも餌やりをすると宣言していましたが…、この張り紙、その場所に張り付けておきたいですね。
あれ、旅行と関係ない話になってしまいましたが。
こんな口調で注意されたら、思わず反省してしまうかも?なんてね。
★ブルーさん、
こちらにもコメント、ありがとうございます(^^)
注意書き、なんだかイイですよね。
沖縄の人たちのおおらかさが伝わってくる気がします。
ちょっと語気を強めたくなるような場面で
ジョークを飛ばして場の空気を和らげる人がいますが、
そういう人になりたいなあ、といつも思います。
(私はいつでも直球勝負のタイプなので… 苦笑)
やられました~!
なんて素敵な注意書き看板なんでしょう♪
仕事でもそうですが、誰かに何か注意されたり、依頼されたりするときも
言われ方ひとつで受け取る方の気持ちも全然変わってきますよね。
私も常にこういう表現ができる人でありたいなー。
って思うけど、現実はなかなか….。
Comanaさんの旅行記は着眼点がいつもステキです♪