沖縄・37:沖縄のパワースポット斎場御嶽(せーふぁうたき)前編

最終日のこの日は、農連市場を見た後、これまで回っていなかった本島南部を見ていくことにしました。飛行機は夜の便ですが、空港からあまり離れていない場所なら何かと安心ですからね。

ということで、まず向かったのは、世界遺産にも登録されている「斎場御嶽」です。

恥ずかしながらワタクシ、斎場御嶽という場所の存在を、るるぶを読むまで知りませんでした…知りませんでしたし、字を見ても読めませんでした!
「さいじょうみたけ」ではありません。「せーふぁうたき」です!(笑)
でも、東京の御嶽山(御岳山・みたけさん)と同じ字ですよね…

御嶽(うたき)とは南西諸島の聖地の総称で、特にここ、斎場御嶽は琉球王国最高の聖地なのだそうです。
まあ私はるるぶにあった巨大な岩の写真を見て、「なんだかすごそう」というイメージだけでやってきたわけですが、なにはともあれ駐車場に車を止め、受付で入場料を払ってから、参道へ向かいます。

でもこれが、るるぶで想像していたような観光地とはちょっと違ったんですよね…

るるぶの写真は、大きな岩を女の子二人が指さす、どちらかというと明るくさわやかな雰囲気のものなのですが(もちろん時刻や天候にもよるでしょうけれど)、実際にはもっとこう…重く、何かの気配を感じるような場所だったのです。
重い気配といっても禍々しいものではなく…「何らかの強いエネルギー」とでもいうのでしょうか。

足を踏み入れると、ここが普通の場所ではないのだということを肌で感じます。
後で知ったのですが、霊感の強い人の中には、その気配に反応して動けなくなる人もいるそうですよ!

でもまあ、私達はそんなに繊細ではないので、なんだかんだいいつつ、そのまま先へ先へと進みます。

といっても、ここ、結構な坂道なんですよ!しかも石畳がつるつるとすべって歩きにくい。

ということで、入り口で杖を借りました!
私が写真を撮っているので、旦那が私の杖も持って、二刀流。

(この写真を見せたら、旦那は「なんだか太って見える!」と気にしていました 笑 ポケットにペットボトルを入れていたので、お尻が膨らんで見えるんですよ!と、一応釈明しておきます)

ともかく、杖をつきながら、山道をテクテク。

御嶽の中には、私が目指す巨大な岩(三庫理)の他にも五つの神域がありますが、そういう場所に限らず、あたり一帯が神聖な空気に包まれています。

後で自分で撮った写真を見たら、岩壁や植物など、自然のものばかりが並んでいました。

沖縄の本島南部の森林は戦争で大きな被害を受けましたが、このあたりは戦災を逃れ、昔のままの森が残っているそうです。それがこの場所の、どこか重厚な空気の源なのかもしれません。

でも、中にはこんな池もあったり。

ただの池ではないんです。その名も「砲弾池」。
色あせた看板には、
この池は沖縄戦の時の艦砲射撃によってくぼんだところに
水がたまってできました。
池のなかにたくさんの生き物が住んでいます

と書かれています。
この、余計なことを入れずに「事実のみ」を書いているところがある意味すごい。

下の写真は、神域の一つ寄満(ユインチ)付近の光景。

木漏れ日と、うっそうと茂る森のコントラストに、神々しささえ感じます。

当初は何も考えずにとにかく来てみた、という感じでしたが、この場の雰囲気には、とにかく圧倒されっぱなし… 具体的に、何がどうして、ということはないのですけどね。

とまあ、ここまで、なんだかよくわからない草やら岩やらの写真(苦笑)ばかりご紹介してしまいましたが、なんとなーく、場の雰囲気は感じていただけましたか?

今回の目的の巨大岩、三庫理は後編でご紹介します!(ひっぱるなよ…)

◆沖縄旅行記2010:目次◆

“沖縄・37:沖縄のパワースポット斎場御嶽(せーふぁうたき)前編” への2件の返信

  1. ★わたがしさん、

    後編、遅くなりました!
    ようやくアップしたのでご覧くださいね。
    まあ、引っ張るほどの内容でもないのですけど(苦笑)

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