沖縄・39:奥武島(おうじま)の海岸にて

斎場御嶽を出た後は、まるで空を飛ぶかのような絶景が楽しめる「ニライカナイ橋」(写真はありません!スミマセン)をドライブ。
この後は、しばらく先の次の目的地まで、特に目当ての経由地もありません。

何か面白ところはないかな…と思っていたところで目に入ったのが、海岸線沿いに見えてきた小さな島、奥武島(おうじま)でした。

「あの島には何かあるの?」という旦那の声に、るるぶで得たわずかな知識を頭の中で総動員。その結果、「たしかあそこには有名な天ぷら屋さんがあったはず」という、食欲方向のみに偏った情報(笑)が得られました。

ということで!
そのまま勢いで橋を通り、奥武島へやってきました!

奥武島は、一周2kmにも満たない小さな島です。とりあえず一回りしてから天ぷら屋さんに行ってみようということで、島をぐるっと一周してみました。
その時に、島の西側の海岸で見たのが、こんな光景です。

干潟のように見えるのですが、海岸線沿いは草が生えているのか緑色をしています。でも普通、海水が残っているところに草は生えないよなあ…

盆地育ちであまり海に縁のない私にとっては、なんだか奇妙な光景です。
旦那はこの不思議な状況に興味を持ったのか、さっさと海岸に降りて、沖の方へ歩いて行ってしまいました(冒頭の写真)。

写真には写っていないのですが、このとき浜辺には他にもチラホラと人影があり、何かを探しているようでした。

実はこの緑色、草ではなく、アーサという海藻だったのです。

2月末~3月はアーサの収穫の時期で、特に奥武島のアーサはおいしいのだとか。干潟の潮干狩りよろしく、一般の人もアーサを取りに訪れるそうですよ。

へええーー、これ、海藻なんだ…
でもこの光景、私にはまるでストロマトライトみたいに見えるなあ…(本物は見たことはありませんけど!)

地元の人にとっては当たり前の風景も、よそ者にとっては新鮮でどこか不思議な光景です。

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