座喜味城跡を出た後、恩納村(おんなそん)のホテルへ向かう途中、「おんなの駅」という売店に通りかかりました。
「女の駅!?」と一瞬ギョッとしましたが、これ、漢字をあてると「恩納の駅」なんですよね。わざと「女」にかけているのでしょうけれど、おじさんが鼻の下を伸ばしそうでいやだなあ(笑)
で、この手の売店が好きな私達は、もちろん立ち寄って、中の様子を見てみることにしました。
ここは国土交通省が管轄の「道の駅」ではないようですが、地元の海産物、農産物や、軽食のお店が集まる様子は道の駅そのもの。
そんな中に、冒頭の写真の「さーたーあんだぎー」のお店もありました。
沖縄の揚げ菓子さーたーあんだぎーは、これまでにも東京で食べたことがあります。が、正直なところさほど印象に残らず、「ドーナツのようなお菓子」という程度の認識でして。
とはいえ、やはり一度本場で食べてみたい…ということで、旦那があちこち物色している間に、一つだけ買ってみることにしたのです。
いくつかあるメニューの中からシンプルなプレーンを頼んだところ、店員さんは、まだ店頭にいくつか並んでいるにもかかわらず、「今ちょうど揚がったところですから」と、わざわざ揚げたてを包んでくれました。
アツアツでいい匂いのするさーたーあんだぎー。
手で割ってみたところ、ホクッと割れた中身は、何ともいえないきれいな黄色です。
パクッと食べてみると、
…う、う、うま~い!(笑)
揚げたての外側はサクサクで、中はホッコリ。ドーナツほどしつこくなく、素朴な甘さが後を引きます。
さーたーあんだぎーって、こんなにおいしかったの!?
後で知ったのですが、おんなの駅にあるさーたーあんだぎーのお店は、沖縄でも有数の人気店、三矢本舗が出店していたのです。
実際、この後あちこちでさーたーあんだぎーを食べまくりましたが、このときに食べたものが一番おいしかった気がします(個人的な好みですが)。
今回初めて食べたのが、このお店の、しかも揚げたてのもので良かった…。
ということで、東京に帰った今でもさーたーあんだぎー症候群を患っています。地元吉祥寺でも何度か食べましたよ~(笑)
でも、できることならもう一度あのお店の揚げたてが食べたいなあ。
(ちなみに、このお店の人気商品は「ドラゴンボール」という品だそうです。それも食べてみたかったなあ)
一方旦那は、地元の人が作った直販のお惣菜の中から「ポーポー」という謎の軽食を発見、それを買っていました。
外の店舗にも、その場で作ったものをテイクアウトできるお店があったのですが、旦那は「地元のおばあちゃんがつくったものがいいの!」と、パックのものを購入。
小麦粉の皮で甘い肉みそを包んだもののようですが…ん~、さーたーあんだぎーほど印象には残らかなったかな(笑)
まあそれでも、その土地ならではのものを食べてみるというのは楽しい体験ですよね。