サン・シュルピス教会を出て次に向かったのは、もちろん、旦那が好きなサン・ジェルマン・デ・プレ教会。
この教会のシンボルになっている鐘楼は、11世紀に建設されたものだそう。どことなく素朴な外観が好き(笑)
余談だけど、日本(関東地方)では、サン・ジェルマンというとパン屋さんと思ってしまう人も多いんじゃないかなあ。
サン・ジェルマン・デ・プレという地域名がパン屋さんの名前になったんだろうけど、その地域名のもとになっているのがこの教会で、「野原の聖ジェルマン(教会建設当時の司教の名前)」という意味の名前なんだそうな。
まさかその司教さんも自分の名前がパン屋の代名詞になっているとは思わなかったろうなあ…
中の様子はこんな感じ。ステンドグラスから差し込む光が美しい。
このロマネスク様式の教会は、建築物としても注目すべきものらしいんだけど…うーん、見どころをちゃんと調べてから来ればよかったかなあ?(でもそう考えているといつまでも来れないんだよね)
下は聖母像らしき像と、その前にささげられた麦の穂の束。
回廊にあった彫像。こういう一つ一つが印象的で、美しかった。
教会にはもちろん、観光客だけでなく地元の信者もやってくる。
入口のフェンスを撮影していたら、いかにもなパリジェンヌとパリジャンが入ってきた。
後述するけれど、教会で祈りをささげている人は、老若男女を問わなかった。
日本で神社に行く人がそうなのと同じかな?
とはいっても、困った時の神頼みが得意な日本人とは違って、教会を中心に街が形成され、毎週ミサに通う生活をしている人たちにとって、教会はもっと身近であり、また尊いものなのだろうと思う。
そういう場では、異教徒の人間として、なおさら襟を正さないといけないような気がした。