台湾・11:ツアーの食事の満足度

2010年の台湾旅行は、観光中に食事がつく連れまわしツアーに参加したわけですが、私が普段この手のツアーをあまり利用しない理由の一つが、ツアーにつく食事です。

特に香港や台湾のような食が豊かなところでは、滞在中の食事は吟味したい。高いレストランでなくとも、おいしいもの、楽しめるものが食べたいのです。でも、ツアーについてくる食事は…まあ、推して知るべし、なわけですよ。

この日の連れまわしランチ(?)は、予定表にはそれなりに人気があるお店があげられていたのですが(といっても団体客用の食事は、一般客に出されるものとは質が違うでしょうけれど)、そのお店が事情により使えないとかで、急遽他のお店に変わりました。まあ、本当に急遽だったのかどうかはわかりませんが。

で、連れて行かれたのが、ビルの地下にある、なんだかザワザワとして、店員さんたちもイライラした感じの…、まあ、あまりステキではないお店でした。

出てきたものは、特に変わったこともなく、見た感じはおいしそうです。
ただ、この手の中華料理はテーブルが一緒になったツアー客同士でシェアすることになるので、取りわけるときに気を使ったり、運が悪いと自分の分だけたくさん取ってしまう人が同じテーブルにいたりとか、まあ色々ありますよね(笑)

このときは同じテーブルにそういうアレな人はいなかったので、そういう問題はなかったのですが、ちょっとまた別の問題が。

そもそもの料理の量が、やけに少なかった(苦笑)
この上の写真のお料理(スープ除く)を、8人くらいで分けなければならなかったんです。
お皿ととりわけ用のスプーンの大きさで、全体の量はわかりますよね?

で、味も、どうもちょっと…。

しかも、同じテーブルになぜか違う旅行プランの人が入っていたらしく、途中でガイドさんが「デザートは○人分しか出ませんので」と言いに来たのですが、プランが違うのが誰なのかがわからないという状況に。
(私達よりもさらに安いプランがあったようで、それを聞いた男性が「多分、僕らの分はないと思います」と自己申告していました)

でも、そのデザートっていうのが。

皮もむかれていないスモモがゴロっと置かれたのです。(ナイフやフォークなどもなく、本当にそれだけゴロっと置かれた 笑)

えーーっ。
これ一個で旅行費用が安くなるなら、私もデザートなしでいいんだけど(苦笑)

今思うと、前記のデザートがなかった人達は、そもそも食事自体がつかない予定だったんじゃないかなあ…。だとすれば、あの料理の量の少なさも合点がいくのですが。

でも、いずれにしても食が進む内容でもなかったので、たくさんあっても食べなかったかもしれませんけどね…

その後、このツアーの食事には名誉挽回のタイミングもあるのですが、この時のランチは正直なところ、上海の連れまわしツアーの食事よりも…でした。(上海では、原価率の低さが容易に想像できる料理ばかり出てきたのですが、それでも味は毎回それなりにおいしかったんです)

食事つきのツアーは、自分で探さなくても食事は確保されているので、初めての場所でも安心ではありますが(変なお店でぼられる心配もないでしょうし)、一方で、お店も食事内容も自分では選べません(選べる場合もありますが)。旅行中の食事を楽しみたいなら、自分でお店を探して食べたいものを食べたほうがいいのかもしれませんね。もしそれでハズレだったとしても、自分で選んだお店なら、しかたがないと納得できますからね!

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