仙台七夕花火祭:2013年夏・東北


仙台の夏祭りといえば仙台七夕。私もこれまでに何度か見に来ています。

でも今年、2013年は、七夕祭りの前夜祭「七夕花火祭」にあわせて仙台を訪れました。まあ、帰省のスケジュールでそうなったのですが、岩手からわざわざ仙台に寄ったのは、今年はぜひこの花火大会を見ておきたかった、ということでもありました。

花火大会の会場は仙台市中心部の西端に位置する西公園周辺(そのままの名前ですね 笑)。
夕方、仙台駅近くのホテルにチェックインし、浴衣姿ではしゃいでいるお嬢さんたち(と、時々その横の男の子)を眺めつつ、西公園までのんびり歩きます。

今回少々心配だったのは、会場がどれくらい混雑するかということ。
東京の花火大会というと、そりゃあもう大変な混雑ですよね!私はあれがどうにも苦手で、花火大会にはあまり行かないのです。
仙台もそんな感じかな、と事前にネットで調べたところ、とある人が「確かに混雑はしますが、東京の花火大会と比べたら、大したことはありません」とのコメント。仙台は大きな街なのに?と半信半疑でしたが、実際に行ってみると確かにその通りで、東京のように身動きが取れないようなことはありませんでした。花見シーズンの井の頭公園よりははるかに楽です(笑)

ただ、ちょっと意外なことが。
「地元の人たちの流れに乗っていけば、花火が見やすい場所がわかるだろう」との憶測のもと、西公園の北側にたどり着いたのですが、周辺で打ち上げを待っている人たちの会話を聞くともなしに聞いていると、そこから本当に花火が見えるのかどうか、そこにいる誰もわかっていない様子なのです。

それがわかったのは、実際に花火が打ちあがった後。私たちがいたのは、花火が公園の木立で隠れてしまう場所でした(笑)。

周辺の人ともども、見やすい場所を探して、民族大移動のようにぞろぞろと移動。結局、公園中央の広場で見ることになりました。
(ただしそこでも、仕掛け花火などはよく見えませんでした。全て見たい人は有料席が良いかもしれませんね)


インターバルを置きながら、ボンボンと打ち上がる花火。
花火の尺自体はそう大きくなさそうでしたが、打ち上げ場から近いおかげで、なかなか迫力があります。また、平日だったためか、観客は社会人よりも高校~大学生くらいの若い子たちが多く、花火が上がるたびに大歓声で、会場は大盛り上がりです(笑)。

花火自体は割合普通なんですけどね(笑)。でも、会場が「明日から七夕まつり」という高揚感で満ちているのがイイ。

ただ、ちょっと問題が…というか、写真を撮る側の都合なんですが。

この日、夕方までの雨が夜には上がり、花火大会自体は雨に降られずに済んだのですが、ほぼ無風状態での打ち上げだったのです。


こういうときは、打ち上げ時の煙が流れずに、花火が開花するあたりに溜まってしまうんですよね。

で、その状態で写真を撮るとどうなるかというと。

・・・

ハッブル宇宙望遠鏡の画像のような何かが写っている(笑)

ちょ、これは一体…

スペーシーな感じで七夕に関係なくもないかもしれませんが(?)、期待していたのとは全く違う画像にビックリ(笑)


これ↑なんかもう、「なんたら銀河」とか「なんたら星雲」とかいう感じ…(苦笑)

周辺では、若い子たちがスマホを花火に向けて「うまく撮れないー!」と騒いでいました(笑) もっとも、目で見る分には十分楽しめましたけどね。

そんな感じで、19時から20時30分までの打ち上げを堪能、すべての打ち上げが終わると、花火の余韻に浸る大勢の観客とともに、ぞろぞろと西公園を後にしたのでした。

あれから3度目の夏、仙台の街、仙台の人たちには(たとえ表面上でも)だいぶ元気が戻ってきているように見えました。そう感じられただけでも、今年の花火大会を見に来たかいがあったかな。

余談ですが、会場の女の子たちの浴衣率の高さには驚きました!東京でも浴衣の女の子は珍しくありませんが、この日見かけた若い女の子は、軒並み浴衣でしたよ!仙台の女の子たちはすごいなあ。