これは厳密にいうと2013年夏の帰省時ではないのですが。
仙台に出張した帰り、またまた一日延泊して、仙台市周辺を散策しまして(以前の松島散策参照)。この日は、仙台駅の「ずんだ茶寮」で朝食代わりにずんだスイーツをいただくことから始まりました。
ちなみに「ずんだ」というのは枝豆をすりつぶしてペースト状にしたもので、砂糖の入ったずんだをお餅に絡めて食べる「ずんだ餅」は仙台周辺の郷土料理なのです。これがおいしいんですよ~!
ずんだ茶寮のずんだ餅はお土産としても買えますし、東京にも支店があるのでご存知の方も多いでしょう。仙台駅一階にあるお店には、カフェというのか甘味どころというのか、イートインできるスペースがあるのです。
ずんだ餅以外にもずんだのロールケーキやシェイクなど色々なずんだスイーツがあるのですが、やっぱりずんだ餅が基本よね…などとよくわからないこだわりで、ずんだ餅セット630円をチョイス。ずんだ餅三つとお茶と塩昆布のセットです。
ずんだは、緑色にわずかに茶色の部分が混じっています。食べてみると、枝豆の風味がしっかりしていて、かすかにほろ苦い感じ。うま~!
実はこの日、朝からあまり体調が思わしくなく、ホテルで予約していた朝食をとらずに駅にやってきたのですが、これを食べたらちょっと元気になったような。
ということで、ずんだにパワーをもらって観光(という名の徘徊)へ。
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さて、午後になって訪れたのは大崎八幡宮のすぐそばにある八幡茶屋です。
いや、とあるガイドで「日本茶・あんみつ・そばが味わえる和風カフェ」と書いてあったので、大崎八幡宮の後に寄ろうと探したのですが、その付近には和風カフェなんて見当たらないんです。
よくよく探すと、「石亭」というとんかつやさんと一緒になっていて。店の外からは、カフェだなんてわからないんです…というか、中に入ってもカフェという感じでもなかったんですけどね!
ちなみに、大崎八幡宮はこんな感じ↓の絢爛豪華な神社です。(写っている女性は私ではなく、参拝していた方です、スミマセン)
伊達政宗関係の宗教施設というと瑞鳳殿が有名ですが、私は正宗が建立した大崎八幡宮のほうが好き。派手なのですが渋くもあり、初めて見たとき「伊達男」という言葉を連想しました(笑)。
そうそう、大崎八幡宮は国宝ですよ!ここについてはまた後日書きたいと思います。
で、八幡茶屋のずんだ餅セット。
こちらはずんだ茶寮の倍くらいの量がドカンとやってきました!
うわわ、なんだこの量…
お餅は丸餅ではなく角餅に切り目が入っています。そこにずんだがたーっぷり。これを食べたらお昼はぬきだなあ(苦笑)
ずんだの風味はずんだ茶寮ほど濃くはなく、甘みが強い感じ。たくさん食べたい人にうれしいかな。
でも、この量なら高いのかな、と思いきや(値段を見ずに頼んでしまった!)、なんと500円でした!この量でずんだ茶寮より安いんだ…。ずんだ餅の値段設定って、お店によってまちまちなんですねぇ。
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その後、仙台の繁華街を徘徊し、暑さと疲れでヘトヘトになり。
どこかコーヒーでも飲めるところがないかなあ?ときょろきょろしていてふと目に入ったのが、和菓子屋さんの玉澤総本店のカフェコーナーでした。
もう疲れちゃったし、とにかく座りたい!と2階のカフェコーナーに行くと、マダム達でほぼ満席(写真は少し空いてから撮りました)。おお、マダムに人気のお店なのね…。
喫茶のメニューを見ると、やはりここにもずんだ餅が。
でも、ずんだ餅ばかり食べすぎだよねぇ…と思ったところで、ずんだ餅2個とドリンクの「ずんだ餅ミニセット」が目にとまりました。
んー。せっかくなら、このお店ではどんな味なのか食べてみたいしなあ…と、結局この日3回目のずんだ餅を注文。
小さな丸餅に、ずんだがたっぷり。味は甘めで上品、なめらかな感じでした。マダム仕様かしら…。
こちらはドリンクに抹茶やコーヒーなどが選べて800円。お値段もマダム仕様ということで。でも休憩がてら、ちょっとだけ食べたいときには良いですね!
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ということで期せずしてずんだ餅の食べ比べになりました。
で、どこが好みか個人的な感想をいえば、初めて食べたずんだ餅がこの店のものだったという刷り込みもあり、「ずんだ茶寮」のものが一番好きかな。専門店ですしね!駅ビルにあるので、気軽に立ち寄れるのも良いと思います。
ずんだ餅は仙台のあちこちで食べられると思いますので、色々食べ歩いて自分好みのお店を探すのも楽しそうですね。