シュノーケリング

二日目。(といっても実質1日目だよね〜)

朝食が済んだあと、昨夜リゾート入りした人たちを集め、施設の説明があった。 「どこに何があって、どういうことが出来る」「リゾート内で使うお金は全てサインで(最終日決算)、現金は一切必要ない」などといったこと。
実は、このときの事、あんまりよく覚えていないんだけどね…。そういえば、このときに説明してくれたお兄さん(コンシェルジュだってば)が、その後会うたびににっこり笑ってくれたっけなぁ…。

で、それが終わるといよいよ、海で泳ぐ事になったわけですが。

前記のとおり、私は海に全く縁がない。「海ってしょっぱいからヤダ」なんて思っているとんでもない女だ。でも、さすがに南の島に来て泳がないわけにイカンだろう。第一花ムコ殿は、私のためにシュノーケリングの3点セットを用意してきてくれたのだ(あ、あと大量の浮き輪もね)。そして、私にシュノーケリングを教えようと張り切っているし…
シュノーケリングなんて、なーんか、かったるいなあ…と思いつつ、それでも一応試してみる事にした。

私は「どうしてシュノーケルをつけたまま潜れるの?水が中に入って飲んじゃったりしないの?」と思っているほどのド素人だ(忍者みたいに、シュノーケルの先をずっと水の上に出しているもんだと思っていた!)。一から花ムコ殿に教えてもらわなければならない。うーん、また威張る口実を作ってしまうが、この際仕方ないか…。

桟橋から少しはなれた浅瀬に入り、三点セットのつけ方、シュノーケルクリアの方法を旦那に教わり、浅瀬でバチャバチャとシュノーケリングしてみる(潜ったあとで海面に出たら、シュノーケルに溜まった水を一気に噴出すものなんですね 笑)。

普段はクロールより背泳のほうが速い私(笑)だけれど、フィンをつけたら速い速い!スイスイと進んで、それだけで、既にめちゃめちゃ楽しい。
水に顔をつけること自体が相当久しぶりなので、外界の音が聞こえなくなる、あの水の中の雰囲気がとても新鮮!シュノーケルを使っての呼吸もシュノーケルクリアも、思ったより違和感なくすんなり出来る。

なーんだ、けっこう出来るもんだ!すぐ目の前に、色とりどりのトロピカルフィッシュがやってくるのを眺めながら、すっかりその気になってきた。

と、ここまできたところで、花ムコ殿がなにやら驚いている。
「君、結構覚えるのが早いね…」

そう、私はスーパー運動オンチだ。だから、花ムコ殿は浮き袋を大量に用意した。それが、「意外にもシュノーケリングができそうだ」と踏んだらしい。花ムコ殿は、そのままドロップオフの方まで私を誘導した。

うえっ?深いところまで行くの?でも、深いところなんてちょっと怖いし、ここでも結構楽しいんだけど…

浅瀬で見る海中も、差し込む陽光が海底でゆれ、それがとてもきれいだった。 私の知り合いも、ノンダイバーは、浅瀬だけでシュノーケリングしたという人が結構多い。だから、ドロップオフにはあんまり期待もしていなかったのよね。

でも!

パチャパチャと泳いできたリーフエッジの先は、底も見えないほど深いドロップオフ…その海の青ときたら!

とにかく、まーーーーっ青!!なのだ。

前記のとおり、私は全くの初心者(どころか海に縁のない女)なので、シュノーケリングやダイビング愛好家の皆様にしてみれば、本当にアホらしいコメントだと思う。でもあえて言いたい!
この青は…本当に夢に出てきそうな…、頭がヘンになっちゃいそうな青…
さっきまでの躊躇なんてどこ吹く風で、思わず先へと泳いでしまった私でした。

ずーっと下のほうに、珊瑚の森が見える。
目の前を、黄色や、紫、極彩色の魚が泳いでいく。
それ以外は、一点の曇りもない、青。
上から射す陽光が、その青の中で時々揺らめいて、不思議な陰影を作る。
私は、そのひたすら青い海の中で、ゆったりと漂っている。

…空。

そう、まるで青い空を、魚達と一緒に飛んでいるみたいなのだ。
天国ってこんなところかしら…と、あほな連想までしてしまうくらいだ。

そのあとはといえば…

私は、野原に放した子犬が走り回るように、メチャクチャに泳ぎまくった。
魚を追いかけて素潜りしたり、魚と一緒にただぼんやり漂ってみたり、ひたすらリーフエッジ沿いに泳いでみたり…

なにしろ初めてなのだ。南の島もトロピカルフィッシュも、これほどまでに青い海も!
さっきシュノーケルを手にしたばかりで、ライフベストもなしにドロップオフをシュノーケリングするなんて、よく考えると危ない気もするけど…でもとにかく!そんな事をいっていられる状態ではなかったわけですよ。

ずーっと遠浅のハウスリーフだったら、あるいはリーフエッジまで遠い島だったら、シュノーケリングがこんなに楽しいなんて、きっとわからなかっただろうと思う。 リーフエッジが近いと、見られる魚の種類も多く、ノンダイバーでも色々な魚に会うことが出来るし… ハウスリーフのことなんて、来るまではぜーんぜん考えていなかったんだけどね。

★…ちなみに…
オルベリは、桟橋側以外はひたすら遠浅の海。干潮時には、数時間歩いて向こうの島に渡れるって話。真っ白な砂浜と、果てしなく続くエメラルドグリーンの海を見ながら、水遊びが楽しめます。
…逆にいうと、潜れるのは桟橋から続くドロップオフのあたりだけ。だから、どこからでも潜れる島と比べると、本格的なダイバーには物足りないんだそうな。
でも、私みたいな超初心者には、どちらも楽しめてぴったりでした!
施設ともども、まさに「モルディブ初心者向き」って感じですかね…★

そして気がつくと。 私の背中は、夕日のような真っ赤っかに…

まさかこんなに泳ぐとは思わずに、日焼け防止のTシャツ、着てなかったんです(涙) おまけに、足にはブーツのあとがくっきりついて、もともと色白の私は、白い靴下を履いているみたい。
でもっ!「そんな事はかまわんっ!」ってほど楽しかったんです!初めてのシュノーケリング!!!

その後、エクスカーションが入らない時間のほとんどをシュノーケリングに費やした私。花ムコ殿が休憩している間も、上がるのが惜しくてなかなか海から出られなかったくらい。(体力を消耗するので、危ないですよ、ホントは ^_^;)

連日のシュノーケリングで会った、たくさんの魚達は、みんなとってもきれいでした!名前がわからないのが残念だけど…そうそう、ナポレオンフィッシュにもしっかり遭えましたよ〜!そばにいたダイバーのお姉さんが興奮していたなあ。
夕方から夜にはサメ(人は襲わないそうな)も見られたし、マンタもよく来るみたい。 (そういえば、水上コテージの周りには、毎朝大きなエイが来てました)

そんなわけで、理屈抜きで楽しんでしまった、シュノーケリング初体験でした。ハウスリーフの詳しい説明を期待していた方、ゴメンナサーイ!素人には具体的な説明は無理なのよ(汗)