バリ・01:ようやくバリ島へ行くことに!

バリ島旅行記の目次で書いたとおり、バリ島は前々から一度は行ってみたい場所の一つでした。
それなのにこれまで一度も行ったことがなかったのは、色々な事情のタイミングが合わなかったため。
まあ、ほとんどは気分的な問題なのですが…

たとえば一時期バリ島が大ブームになり、私も行ってみたいと思っていたころ、日本からバリ島への直行便を飛ばしているガルーダ・インドネシア航空が福岡航空で事故を起こしたり(事故を起こしたのはともかく、客室乗務員が乗客を誘導せずに、自分たちが真っ先に逃げ出してしまったのが衝撃的でした)。

その後、事故の記憶も薄らぎ、再び行ってみようと思いはじめたころ、今度はバリ島の繁華街で大きな爆弾テロ事件が起こったり。

なぜなのか、行きたい気持ちが高まるタイミングで色々なことが起こるので、長い間二の足を踏んでいたという状況でした。

そしてもう一つ、私が行きたかった場所も、バリ島行きを遅らせた一因だったかもしれません。

バリ島というとビーチリゾートの印象が強いと思いますが、私が行きたいのはビーチから離れた内陸の村、ウブドだったのです。
伝統芸能や芸術の村、ウブド。私の中では勝手に、森に囲まれた小さく素朴な村のイメージが出来上がっていました。
しかし、バリ島へのツアーはたくさんあるものの、格安ツアーの滞在はビーチエリアが中心で、ウブトに滞在するツアーは金額が高いのです。

さらに問題だったのは旅行の日程です。
私の中では、せっかく行くなら一週間くらいの旅程でという思いがあったのですが、それだけの長い休みは、夏休みや正月でもなければ、そうそうとれません。かといって、その時期はツアー代金がやけに高いし…

どうせいくなら、ウブドに滞在したい。でもウブド滞在のツアーは高い。
どうせいくなら、一週間くらいいたい。でも一週間休める時期はツアーが高い。
(あちこちに旅行したいので、旅行代金は安く済ませたい!)

そんな感じで、いつまでたってもバリ旅行が具体的になりません。
旅行先を決めるときの最大のネックである「旦那」が、バリならOKだというのに…(旦那は「ご飯がおいしくないところには行きたくない」と言うので、これがまた問題で 笑)

その思いをひっくり返したのが、ある時見たH.I.Sのホームページでした。
デラックスクラスのホテルに滞在、4泊5日で5万円を切るという格安ツアーが現定数で売り出されるところだったのです!

とはいっても、滞在はビーチリゾートです。日程も、私の希望よりもずっと少ない。でも、仕事の休みは都合が付けられそうだし、思い立ったら行けるくらいの金額です。
第一私はバリ島に行ったことがないのですから、こだわっているウブドがどういうところかも実際にはわからないのです。

これはもう、とにかく一度行ってみるしかないでしょう!

ということで、思い立ったが吉日、旦那に無理やり休みをとりつけ、受付開始日の開始時刻ぴったりに電話で申し込み、ついにバリ行きが決定したのでした。

余談ですが、そのツアーがあまりに安かったため、ひょっとすると客引きのための架空のツアーなのではないかと内心疑っていました… というのも、受付開始日に申し込もうとしたら既に完売、ということが以前あったのです。

でも、そういう激安ツアーもちゃんと実在するんですね(笑)

★バリ島旅行記2010年目次