バリ・03:ホテルにチェックイン!バリ・ハイアット@サヌール

ホテルの前に、まずは空港での話です。

私達の搭乗した飛行機がバリ島・デンパサールの空港に到着したのは、現地時間深夜1時30分。日本時間だと2時30分、草木も眠る丑三つ時です。

ね、眠い…。早くホテルに入りたい…。
ところが、入国審査にやけに時間がかかってねぇ(笑)

窓口はたくさんあるのですが、私達が並んだ列が、なぜか異常に遅い。係りの人が真面目なのか何なのか、他の窓口の倍くらい時間がかかっているんです!
っか~っ!早くしてくれよ~っ!

そうこうしている間に、同じ便の乗客の中で私たちがほとんどビリになってしまいました。

急いでバゲッジクレームに行くと、
あーっ、やっぱり…。現地のおっさんたちが私達のスーツケースに手をかけ、ニコニコしているのです。

これ、親切なポーターではありません。偽ポーターが勝手にスーツケースを運んでしまうらしいんですよ。で、運び終わってから法外なチップをふっかけてきて、トラブルになったりするんだそうで。

私達がそのスーツケースの持ち主だと見るや、彼らはこちらが手をかける前に、さっさと運びはじめようとします。それをちょっとキレ気味に「自分で運ぶよ!」と言って奪い返し、プリプリしながらガイドの待つ集合場所へ。
(あー、なんでいきなり戦闘モードにならにゃいかんのだ…)

その後、H.I.Sのガイドさんとはすぐに会うことができ、同じホテルに宿泊する他の数組の客と一緒に送迎バスへ。空港から20分ほどで、今回泊まるホテル、バリ・ハイアットに到着です。

写真は昼に撮ったものですが、ホテルの敷地には、この大きなゲートを通って入ります。

で、ホテルのエントランスにもまた、金属探知機が備えられ、宿泊客も毎回荷物のチェックを受けなければ中に入ることができません。
2002年から爆破テロが相次いだバリでは、リゾート施設ではこのような厳重な警備態勢が敷かれているようです。
バリは観光の島ですから、安全を確保し観光客を呼び戻すためには、これくらいしなければならないのでしょう。
(日本でも地下鉄サリン事件という凶悪なテロ事件があったのに、国民はもうそんなことは忘れちゃってますけどね…)

さて、しつこいようですが、今回は格安・激安のツアーでバリにやってきました。ということで、デラックスホテルとうたわれていても、まあそれほど大したことはないだろうと思っていたのですが。

これが、なかなかどうして、立派なリゾートホテルだったんですよ~!

上は目次で既出の写真ですが、バリ・ハイアットのエントランス&フロントの様子です。
ここは老舗のリゾートホテルで、南国情緒たっぷりの構造はバリの伝統的なスタイルなのだとか。アランアラン屋根の天井が印象的です。
チェックイン時にはウェルカムドリンクとして、トロピカルジュースが振る舞われました。ゴージャスではありませんが、エントランスの雰囲気もスタッフのフレンドリーな接客も、なかなかイイ感じ。
宿泊棟はエントランスとはまた違って、「昔の大型リゾート」という作りですが、気恥ずかしいような真新しさも、くすんだような古さも感じない、程よい燻し具合です。
でね、大きいんですよ、このホテル。
私達がこの手の大型リゾートホテルに慣れていないためにそう感じるのかもしれませんが、私はフロントから部屋までで迷子になれる(笑)
ポーターに案内され、眠くてフラフラしながら歩くことしばし、ようやく私達の部屋に到着です。
部屋に入ると…

おっ、思ったよりずっと広くてきれい!
ゴージャスではありませんが、程よいリラックス感のあるお部屋です。
あ、ベッドに広げられているのはパジャマ用のガウンです。私達が脱ぎ散らかしたわけではありませんよ!(笑)

窓の外にはテラス(ハワイで言うところのラナイ)もあり、その向こうには緑にあふれる庭も見えます。

うーん。
なんだか格安ツアーで来るのが申し訳ないようなリゾートホテルだなあ…。

ただ、ハイアットの名を冠するホテルにしては、ファミリー向けかもしれません。
実際宿泊客の中には西洋人のファミリーも多く、金髪碧眼の子どもたちが水着で走り回ったりしていました。

バスルームは、タイルにお魚の絵が描かれていたりと、ちょっとファンシー。
これもリゾートっぽさの演出なのかなあ?

とにかくこの日は、もうすでにクタクタです。時刻は午前3時、日本時間で午前4時をとうにまわっていました。
ファンシーなバスルームで顔を洗って、さっさと寝ることにしましょう!

昼間のホテルの様子は次回に続く!

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