バリ・05:サヌールってどんなとこ

バリ・ハイアットの話をつづけようかと思いましたが、それはおいおいご紹介するとして、今回はリゾート地「サヌール」についての話です。

私達が今回サヌールに宿を取ることになったのは、なんのことはない、申し込んだ格安ツアーでそのホテルに決まっていたというだけの話。それがどんなところなのかはよく知りませんでした。

バリのリゾートエリアは、手元のガイドブックによると

  • スミニャック&クロボカン…流行の先端を行き注目度急上昇
  • クタ&レギャン…リーズナブルなホテルを探すなら
  • ジンバラン&サウス・コースト…ビッグネームが並ぶ高級エリア
  • ヌサ・ドゥア&ブノア…ポピュラーで安心感ありの満足エリア

などがメジャーなビーチリゾートです。
ちなみに私が行きたかった山間部のウブドは

  • ウブド…さまざまなタイプが百花繚乱。いま最も旬!

って、なんだかよくわからない説明でしたけど…

格安につられて何も考えずにやってきた私は知りませんでしたが、バリはどのリゾートエリアに泊まるかが非常に重要らしいんです。にぎやかな場所にするのか、俗世と隔絶されたような隠れ家リゾートでくつろぐか…

で、私達が滞在することになったサヌールは。

  • サヌール…日本人が少ない通好みのリゾート

なんだ、それは。
いったいどういう場所なんだ??

どうもサヌールというのは、バリで最も早く開発された地域のようで、よく言えば老舗のリゾート地。ガイドブックで見ると、素朴なのんびりした町、という印象で、大型リゾートホテルはバリ・ハイアットしかないのだそう。

もともと私は繁華街のクタ、レギャンなどには興味がないし、世間と隔絶された高級リゾートエリアの中だけで過ごすというのも性に合いません。なんとなく私達に合ったエリアなのかな、などと漠然と思っていました。

で、二日目の朝食の後、さっそくホテル周辺を散策してみようということになったのですが。

ホテルの広い敷地からゲートを出ると、周りにはこれと言った建物がありません。狭い道の両側に、ぽつぽつと小さなお店があると言った感じです。

大きな通りに出ればもっと何かあるのかな、などと言いつつ、日差しの中をテクテク歩きます。

いやしかし、暑いのよ!

日中、街中には人があまり歩いていません。リゾートの客が町に出るのは、涼しい朝のうちか、日が陰った夕方以降のようで、日差しの厳しい日中は人影もまばら。
でもリゾート慣れしていない私達は、ホテルのプールで一日のんびり、なーんてことができず、ついつい歩きまわってしまうのです。

でも、あまりの暑さに途中のコンビニ(サークルK!)でアイスクリームを購入!

牛のマークのアイスクリームで、チョコとバニラでホルスタインのような模様になっています。
これ一つが3000ルピア、日本円で30円!(この時点では安っ!と思いましたが、バリの物価で考えると決して安くはないかも…)

これを二人で食べつつ、このあたりのメインストリートを探してさらにテクテク…

でも。

どこまで行っても、町の様子はあまり変わらないんです。

どこを見ても、全面的にこんな感じ…小さなおみやげ屋さんが軒を連ねていますが、これ以上にぎやかになる気配はありません。

そんな中に、ナゾの彫像が道端にゴロゴロしていたりします。これも売りものなんだろうなあ。

つまりですよ。
どこが中心街なんだろうと歩いていた、まさにここが、サヌールのメインストリートだったのです。

リゾートエリア?な、なんか違くない??(笑)

夜に町を歩くと、小さな店々からこぼれる明りでまた雰囲気が変わりますが、昼間のサヌールは江の島のような印象です。
でも実際、こういう町が私達には合っていたかもしれませんけどね!

はじめはビックリしましたが、徒歩で回れるくらいのこじんまりとした田舎町、というのは居心地が悪くありません。ガイドブックにあった通り、日本人が少ないのもこのエリアのいいところかも。

でも、初めてのバリ旅行でこのエリアっていうのは、どうなんでしょうね(笑)

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