香港・25:香港の離島へ行こう!長洲島1

長洲島の看板ネコ? ↑ 「長洲」の字を背負ってます。

私達の場合、3泊4日の予定で香港に来ると、たいてい一度は離島にわたります。高層ビルが林立する九龍半島や香港島と違い、離島は車も走らず、の~んびりとした空気が楽しめます。

以前よく行っていたのは、香港島に近い南Y島の榕樹灣側(海鮮レストランが並ぶのは索罟灣側)。
榕樹灣は、いくつかの海鮮料理のお店の他に雑貨屋等が多少あるといった程度の、小さな集落です。
ただ、香港勤めの西洋人の割合が多いとかで、おしゃれなおみやげ屋さんやお酒が飲めるお店などもあり、またしばらく歩くときれいな海水浴場もあります。

が、その「オシャレっぽさ」が年々強まってきて、私達は逆に、ちょっとつまらなくなってしまったのです。(索罟灣側は海鮮レストラン以外何もないと聞き、行ったことがありません)

そこで行くようになったのが、長洲島。
南Y島よりも遠いのですが、香港の人たちには人気のリゾートアイランド(?)です。

「離島に行く」というとなにやら大変そうですが、香港の場合、中環のフェリー乗り場から離島行きフェリーに乗れば良いだけという手軽さ。長洲島へ行くフェリーは5番埠頭から出ています。

フェリーは一時間に2本程度、普通のフェリーと高速フェリーがそれぞれ一本ずつでているので、適当に行ってもそれほど待たずに乗船できるはず。あらかじめフェリーの時刻が知りたい場合は、ホテルのコンシェルジュに頼めば、おそらく時刻表を見せてもらえるでしょう。

私達も蓮香楼を出た後歩いてフェリー乗り場に向かい、高速フェリーでピューッと長洲島へやってきたわけですが。(所要時間は高速船なら30分程度、普通の船でも50分程度です)

このとき撮った写真を後で見直したところ、長洲島の埠頭付近の様子を一枚も撮っていなかったんですよね…。
ということで、どんな島なのか口で説明しますと…、リゾートアイランドというよりは海沿いの田舎町という感じ…かなあ(笑)

埠頭近くにはおみやげ屋さんや海鮮料理屋さん、貸し部屋の受付けなどがズラッと並んでいますが、そこをちょっと離れると、江の島あたりの雰囲気。

リゾートっぽさを期待する人には「??」だと思いますが、ほのぼのとしていて、私は嫌いじゃありません。
なんかこう、オープンカフェっぽいのか中華圏っぽいのか↓どっちもごっちゃ、赤いパラソルと洗濯物が一緒に展開しているという具合で。

この島は、香港の若い人たちがデートによく利用する島だそうです。

以前読んだ本によれば、香港の若者は、結婚して独立するまで家族と一緒に暮らすため、若いカップルがゆっくり時間を過ごせる場所がないのだとか。そこで、カップルが貸し部屋を借りて、休日を過ごすのだそうですよ。
西洋人が楽しむリゾートというより、地元の人たちが多く訪れる場所なんですね。(だから江の島っぽいんだろうか…)

で、海岸沿いの通りから一本入ると、ゴッチャゴチャ(笑)。ビルが林立する香港の街中とは違い、もっとローカルな雰囲気です。
あちこちにあるパン屋さんやお菓子屋さんでちょこちょことつまみ食いをしながら、こういう通りを散策するのもまた楽しい。

でも今回は、こういう町を離れて、これから島の散策に向かいます。
ということで、話は次回に続きます!

おまけに一枚。↓

オシャレな飲食店の立て看板なのですが、よく見ると「日式」(日本風、日本式の意味)と書かれているこのメニュー、牛丼とカツカレーなんです(カツカレーのご飯だけが別になっているところが面白い)。
日本風というのは、香港ではオシャレらしいですからね。吉野家も香港では高いお店なんですよ!

ちょっと雰囲気を出して日本をイメージしたテーブルセッティングをしているようですが、うーーん、牛丼やカツカレーは、「和食」とは違うと思うんだけどなあ(笑)

日本のカフェも、たとえばパリの人が見たら「なんでこれがこんなことに?」って感じだったりするんだろうなあ。

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