沖縄・41:ガンガラーの谷再び!(前編)

天ぷらを食べて小腹を満たした後、前日に続き、再びガンガラーの谷にやってきました。

前の日、谷の入り口にあるケイブカフェには来たのですが、ガンガラーの谷をめぐるネイチャーツアーには参加できないまま帰りました。ところが旦那がどうしても、そのツアーに参加したいというのです。

ということで、本日はリベンジでやってきたというわけ。この日はちゃんと事前に予約していたので、無事ツアーに参加することができました。

参加者は私達の他に、カップル数組と、家族連れ数組、そのほか中学生か高校生くらいの男の子5,6人組。ケイブカフェで事前説明を受け、いよいよ出発です。

ガンガラーの谷は、鍾乳洞の天井が崩落して谷になった場所だそうで、暗いカフェから外に出ると、そこはうっそうとした森が広がっています。

もともとは自治体が管理して公園にしていたらしいのですが、閉園し、しばらく放置されていたのだとか。そのため、昔の名残の設備が所々に残っています。

ガゼボ(というか東屋)↓が、植物の侵略にあってえらいことに…

この谷の中を歩くと、思わず足がすくむようなエネルギーを感じます。(あ、霊感がどうとかいうことではなく)
それは、斎場御嶽とはまた違う、もっとプリミティブなもの…、自然の力というか、植物の生命力のたくましさというか、極端にいうと「もし人類が滅亡したら、人間の築いた文明の跡はこんな風にあっという間に風化し、そこに瞬く間に植物が繁殖していくんだろうな」と思わず想像してしまうような。

まあ、人間も自然に間借りして生きているわけですから、自分たちが自然を支配しているような錯覚に陥ってはいけませんよね…

で、そんな自然のあれこれを、同行するガイドさんが丁寧に教えてくれるのですが、このガイドさん(たち)が、かなり熱心に取り組んでいるようで、想像以上にしっかりした解説をしてくれます。

当初、谷を巡るツアーに1時間20分かかると聞き、一体何でそんなに時間がかかるのかと思ったのですが、実際に参加してみると納得です。そしてその間、退屈はまったくしませんでした。

どんな話をするのかは参加してからのお楽しみということで、ここでは明かしませんが、「歩く植物」の話はなかなか興味深かったです。

コースのすぐそばには川が流れて、ちょっとした渓谷のような雰囲気。この日は前日の雨のせいで水が濁っていましたが、本来はきれいな清流のようです。

で、この川沿いに歩いて行くと、その先には怪しげな洞窟が。

この洞窟の中が、このツアーの最初の山場なのですが、この先は次回に続きます!

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