花ムコ殿に もの申す!!

…この話のはじめに

結婚式の準備中…

この言葉には、若い女性が胸を弾ませ来るべき日を待ち焦がれる、そんな甘美な?響きがある。 けれど私の場合はそうではなかった。

仕事はきつい、準備もきつい、でも、どちらもやらなきゃ終わらない、愚痴をこぼす相手すらいない!

親元を離れて一人暮らす身で、親には心配をかけられない。友人にだって、こんなことであれこれ愚痴るのも気が引ける。
そして一番身近で励ましてくれるはずの「花ムコ殿」が、なぜか「愚痴の最大の原因」なんだもんなぁ…。

とはいえ結婚式の準備は、これから一生繰り返されるだろう夫婦喧嘩の予行演習。違う人生を無理やり一つにまとめようというのだから、多少のトラブルは無理もない?

ここから始まるのは、私が夫「花ムコ殿」に対して溜めに溜めた不満の数々。 どうでもいいような些細なことから破局寸前の臨界事故まで、それはたくさんのトラブルがありました。でも今思い返せば、それはそれでいい思い出…かな? (花ムコ殿も花ムコ殿で、いろいろ溜めていると思いますが ^^;)

私の瑣末な体験が、不祥ものの花婿さんにはわが身を振り返らせ、おつかれ気味の花嫁さんにはささやかな慰めになり(性別逆もまた然り)、そして、この先右も左もわからないお二人への、ちょっとしたアドバイスとして…結婚を考えている皆さんのお役に立てられればと思います。

ちなみに花ムコ殿は、今ではまあまあイイ旦那様です。結婚前のトラブルも、ある程度は必要かもね?