一人で街歩き⑩ アベニュー・オブ・スターズ:香港・22

前回からの続きです。
旺角から尖沙咀へ地下鉄で移動し、九龍半島先端のプロムナードへやってきました。このあたりは、ビクトリア湾の向こうに香港島の高層ビル群を望む、香港きっての(観光向け)ビュースポットです。…ま、今回は大気汚染でビル群がかすんでいましたけど。

女性がボケボケのビル群を背景に、両手を上げてポーズをとっていました。

彼氏が撮影しているのかな?と眺めていたら、これ、左下にパラソルを開いている記念撮影屋さんが撮っていたんですね。…「ここでハイポーズで撮影をしてお金を取るのか!」というのと「ボケボケビルはどうするんだ!」というダブルの驚き(笑)

この旅行からしばらく後、大気汚染でビル群がほとんど見えなくなってしまったために、記念撮影用の巨大パネル(ビルの写真)が用意されたというのが話題になっていました。それを考えると、このときはまだマシでしたね!

このプロムナードは(通常は)どこからでも香港島の様子が見られますが、特に人気なのは下の写真の奥、人だかりができているあたりです。

「アベニュー・オブ・スターズ」とかなんとか、ハリウッドの「ウォーク・オブ・フェーム」を真似て、香港スターの像や映画産業をイメージしたオブジェなどがたくさん展示されているエリアです。

なんかね、こういう謎オブジェが↑いろいろあるわけです。で、観光客が記念撮影にいそしむという。ところでこの女性の像は、映画のフィルムを体に巻き付けているんですね、今さら気がついた(笑)

このとき特に人気だったのが、カチンコとリールのオブジェが並んでいるところでした。

入れ替わり立ち替わり記念撮影をして、

他の人が撮っている様子を一緒に嬉しそうに見ていたりして、なーんか、楽しそうなんだよなあ、皆さん。

なんでこのオブジェが一番人気なのかなあと思ったら、

こんな風に、香港島サイドで一番高いビル(国際金融中心・第二期)を背景に撮ることができるポジションなんですね!
このときは、年配の女性(お母さん?)の写真を女性(娘さん?)が撮って、写真を確認しているようでした。中国からの旅行客かな?いいなあ、家族旅行かなあ。

みんなオブジェにあわせてポーズをとって、楽しそう。

上の写真のお二人は他人のようですが、偶然にもポーズがそろって面白い(笑)

もちろんオブジェがなくても、記念撮影はどこでもOK!高層ビルを背景に、香港旅行らしい写真が撮れます。

こちらは、年配の女性一人と、20~40代くらいの女性5人のグループ。お母さんと娘たちの家族旅行、ってところでしょうか(男性はスタッフさんっぽい)。皆さんいい笑顔です。

ああ…。なーんかさ。こういうの。悪くないなあ。
というか、すごく良い幸せいっぱいの香港
この時も「みんな楽しそうで良いなあ」と思いながら撮りましたが、10年後の今見直していたら、ふいに涙が出てきてしまいました。

こういう「The 観光地」なエリアはしばらく敬遠していましたが、いろんな人の楽しそうな様子を見ているだけで、こちらもいつのまにかハッピーな気持ちになります。こういう定番観光・撮影スポットも、意外と悪くないなあ、と認識を新たにした一人歩きでした。

(補足すると、これが冬だったことも良かったのかも。それ以外の季節にこのあたりに来ると、ムシムシ暑いし、日陰はないし、海風で髪の毛がぐしゃぐしゃになったりしちゃうんですよね 笑)

※これは2011年、今から10年前の旅行の記録です