一人で街歩き⑪ おまけ:香港・23

今回はおまけです。
といいますか、そもそもブログ全体がおまけのようなもの(?)ですが、それにしても役に立たない話っつーか。ま、いいか。

アベニュー・オブ・スターズ(プロムナード)からの帰り、香港芸術館の1階に書店があることに気がつきました。

「大業藝苑」という美術・芸術書の専門店のようです。あら、芸術に造詣の深いアテクシにピッタリざます、ということで入ってみました。(ところで造詣って何?)

自分で撮った写真を見るに、お目当てはポストカードだったようですが… はて、なにも買った覚えがない。

こういうところに入るとたいてい、ポストカードの1枚2枚は買うけどな?と思い、写真をよく見ると…ラックにあるカード類はドガとかルノワールとかモジリアニとか。香港じゃなくても買えるだろというものが目につきます。だから何も買わなかったのか(そういうのは日本の印刷のほうがきれいです)。 

で、次の写真は… なぜか陳列ケースを撮っていました。 

こっちはいかにも香港っぽい品々ですが。だとしても、こういうのは買わないだろうに。私は何が気になってこれを撮ったんだろうか??

…ああ、多分、これだわ。

この小瓶。内画鼻煙壺
「鼻煙壺」というのは、中に嗅ぎ煙草をいれて使う小瓶ですが、その内側に絵を描いたのが「内画鼻煙壺」です。確か香港に来始めたばかりの頃にも、2010年に上海に行ったときにも、職人さんが絵を描く様子を連れまわされツアーで無理やり見せられ…じゃなくて見学いたしましたワ。

実際、繊細な絵が見事だなあ、と感心するものもあるんです。
が。
このとき私が思ったのは多分、
『香港の路地の怪しい土産物屋で売られているものと、中華デパートで売られているものと、さらにはこういうところで恭しく飾られているものの違いが分かる人がどれくらいいるのだろうか』
ということだったと思います…というか、私は見分ける自信がない!(キッパリ)
土産物屋はさておき、デパートとこういうところの差は、よくわかんないよなあ… 香港では品質と価格は比例しないしなあ…

まあ、芸術品や工芸品の価値は、解る人が解ればよいのでしょうけど。アテクシは自分の好き嫌いオンリーですわヨ(笑)

ということで、書店を出て外へ。

芸術館周辺だからなのか、通路には何か芸術的っぽいものが鎮座していました。
アテクシ、特にこういうものの価値が全っ然わかりませんの。
「うーん、なぜこんなところで一人尖っているのかね、君は」としか言いようがない。(その奥のも謎だし)

こういう謎アートより、香港では市井の人々の様子のほうが面白かったけどな?

謎アートの後に見かけたこのおじさん、なぜか建物の小さな窪みにすっぽり入って、どんぶり物(おいしそうな何か)を食べているんです。なぜそこなのかなあ… 
ああ、こっちは「なぜそんなところで一人食べているのかね、おじさんは」ですかね。とりあえずおいしそうだから、アテクシ的には謎アートよりおじさんの勝ちだわ。(勝負してない)

※これは2011年、今から10年前の旅行の記録です