早晨，香港。今日天氣好好。今日はいいお天気です。昨日の朝はぼんやりしていた景色も、くっきり見えています。といっても、下のほうはスモッグでよどんでいる感じですけどね…
あ、上の写真で真ん中に立っているテラコッタ色のビルは、昨夜の例のビルではありませんよ！それは、下の写真。
左側にビョーンと飛びぬけて高いビルが、環球貿易廣場です。その手前にニョキニョキ生えそろっている（？）のが、はじめに見えた無数の光のようです。（写真の左側が黄色いのは、厚い窓ガラス越しで撮っているためです）
このビルを南側（香港島側）から見ると、こんな感じです。
これは2010年にスターフェリーの窓から撮った写真です。夜見た時のような強烈さはありませんが、なーんかCGみたいな現実感のない風景です。このビルの高さは、あべのハルカスや横浜ランドマークタワー（約300m）の1.6倍もあるんですよ！そんなに高くする必要があるのかなあ…
なおこのビルの最上階から上部15階はホテル「ザ･リッツ・カールトン・香港」だそうです！部屋から別世界が見られそう。でもこのホテル周辺には、早朝からやってるお粥屋さんはなさそうだな…（問題はそこなのか）
ええと、自分とは縁遠い超高級ホテルはさておき、話を我らが（？）旺角に戻します。
またまた窓から街の様子を眺めていたら、横に長い、日本の団地風の建物が目に入りました。（香港は縦長のビルのほうが多い気がしますが、古い建物なのかな）
朝の光をガンガンに浴び、多くの部屋のカーテンは閉まったままです。この日はお休みだったので、まだ寝ている家も多いのかな。香港では、カーテンは夜よりも朝日よけに必要なんだろうか。
さて、街の様子を眺めたところで、今朝も旦那の朝食を求めてお粥屋さんへ。昨日とは違う道を歩いてみます。
ホテル最寄りの旺角駅のあたりですが、休日でオフィス勤めの人がいないためか、人通りはあまり多くありません。お店にいそうなおじちゃんおばちゃんっぽい人が多いかな。
街がまだ眠っているような、静かな雰囲気です。
古いビルの窓で、洗濯物が朝日を浴びています。
今まで、窓からぶら下がる洗濯物は、「香港名物」という程度にしか見ていませんでしたが、昨夜あれこれ見た後だと、「この一つ一つの窓に誰かがいて、生活があるんだなあ…」と、妙に愛おしく感じます。
いやそれにしてもホント、洗濯物が多いんですよね。
上の写真では、誰かが毛布のようなものを干しているところです。が！このビルには「基督教會 CHURCH OF CHRIST」、つまり「キリスト教会」って書かれているんです。ビルのどこかのフロアが教会なのかなと思いますが、教会と洗濯ものというミスマッチがなあ…
街がまだ寝起きのような（？）朝の時間、すでに活気にあふれているのが、お粥屋さんなどの飲食店です。
香港の人は朝食を家で食べずに外食することが多いそうで（※当時。今はどうなのかな）、お粥屋さんや茶餐廳などは朝早くから開いています。ただ、観光客向けの高級ホテルが多いエリアでは、そもそもそういうお店が少ないかも。その点、旺角はバッチリ？（笑）
意外だったのは、旺角ではこういうお店↓も開いていたこと。
立ち食いスナック、とでもいうんでしょうか、軽食の類を売るお店です。朝からこういうのを食べる人なんているのかな？と思いきや、結構買っていく人がいるんですね。医食同源＋ジャンクフード好きが同居しているのが香港です。
あ、右下の看板にある「日式」（日本式）が気になりますが、どうやらたこ焼き（風の何か 笑）のようです。
写真を撮りながら少し散歩した後、富記粥品でお粥を買い、旦那の待つホテルへ。
旺角の路地からランガム・プレイスを見ると、こんな感じです。写真では見えませんが、この右隣にはさらに大きなオフィス棟も建っています。
昨夜の環球貿易廣場にもギョッとしましたが、下町に突如現れたランガム・プレイスだって、結構な「場違い感」です。なんだかちょっと申し訳ないような気持になりながら、ホテルに戻りました。
おまけ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
上の写真はお借りしたものですが、ランガム・プレイスの全体像はこんな感じ。左側がオフィス棟、右側がホテル、この奥がショッピングセンターです。
旺角は、日本でいえば渋谷や原宿のような若者が集まる街ですが、一方で風紀や治安、防災上の問題があることから、大掛かりな再開発が進められたのだそうです。このランガム・プレイスはその一環なんですね。
この旅行から10年後の今は、さらに様変わりしているかもしれませんね。
※これは2011年、今から10年前の旅行の記録です
