本日の一人歩きを終え、ホテルの部屋に戻りまして。
次なる使命(?)は旦那の夕食の買い出しですが、それにはまだ少し早い時間です。再び眠った旦那を起こさないよう静かにしなければ。ということで一人、窓から街の様子を眺めていました。
ええと、「香港のホテルからの眺め」というと、↓ 普通はこんなイメージでしょうか?

これは前回2010年に泊まったホテルからの眺めです。スタンダードクラスのホテルでしたが、隣接する公園が一望できる良い部屋を取ってもらえて、ラッキーでした。ただし、香港のホテルからの眺めは、ホテルのクラスにかかわらず、あまり良くないことも多いです。
今回はデラックスクラスのホテルだったのですが、私たちが泊まった部屋が「普通」ランクのお部屋だったこともあってか、デラックス感は特になく。

上の写真は既出の朝の様子ですが、まあこんな感じの眺めです。まず林立する高層ビルに目が行きますが、その手前には古いビルがゴチャゴチャゴチャーッと。
それらの古いビルを見ると、屋上にいろんなものがあって面白いんですよね。洗濯ものやら、テントやら。物置みたいになっていろんなものがあったり。

その様子を眺めていたら、屋上にいる二人の女性たちの姿が目に入りました。

屋上でバドミントンをしてる!
足はサンダル履きなので、お仕事の休憩中、かな。手前には、何かお掃除道具?みたいなものもありますが…
何より、この光景に見入ってしまったのは、彼女たちがいるシチュエーションです。

うわー、なんだ、この光景は。
女性たちから少し目を移すと、地上の商店街?を歩く人たちが見えるのです。

こういう商店街を歩くことはありますが、上から見たことはありません。夕方の買い出しの時間なのかな、人、人、人。
で、手前のビルの屋上や、通りのビルの窓にも洗濯物が干されていたりして、なんというか、「The香港(の下町)」って感じ。
このホテルには数回泊まりましたが、眼下の様子をしげしげと眺めたのはこれが初めてです。しばし夢中になってしまいました(笑)

ビルの屋上に、さらに建物が増築されているのは香港では珍しくありませんが、上の写真のビルではそこに植物を並べて庭みたいになっていました。なんだか楽しそう(笑)
こちらでは、アンテナがなんだかとんでもないことに…

普通のテレビ用のアンテナがいくつもグシャグシャに倒れている上に、パラボラアンテナが二つ据え付けられています。ケーブル類がスパゲッティー状態で、どうしてこうなったんだろう、と(苦笑)。あのケーブル、危なくないのかな…

なんかもう…いろんな眺めが「文句あっか!ここは香港だ!」という感じで、なかなかシビれました(笑)そういえば星野博美さんが住んだ唐楼を探した時も、同じようなことを思ったな。
ちなみにこのあと、「ホテルからの眺め・夜バージョン」もあります。除き魔か、自分(笑)
なお、上の写真で、手前の水色のビルにあたっている光は、おそらくホテルの窓ガラスに反射した太陽光だと思います。
これを見て、こういう場所に突如デカい高層ビルできて、地元の人はいろいろ困ったこともあっただろうな、などと想像してしまいました。実際どうだったのかな。
10年後の今は、下町の様子もだいぶ変わっていることでしょう。道に突き出す看板もなくなってしまいましたし、屋上の違法増設やいろんなことが、より厳しく規制されているかもしれませんね。
※これは今から10年前、2011年の旅行記です