モンゴル風鉄板焼き?とつまみ食い:台湾・27

淡水散策が終わると、帰りはバスで台北へ。途中から雨が降り出しました。

この日ツアーに付いている夕食は「モンゴル風鉄板焼きディナー」とかなんとか。

モンゴル風鉄板焼き…って、どんなんだ?
と多少の期待を抱きつつ、レストランへ到着しました。

答えから言いますと。うん、まあ、基本的に、普通のビュッフェでした。

メインとなるべきお肉(薄切りの羊肉)は、店員さんが鉄板で焼いてくれるんですが… 
あれは、たんなる鉄板焼きとどう違ったのかなあ。羊のお肉だからモンゴル風?

しかもそのコーナーは、一人分ずつ焼くのに時間がかかるため、すぐに大行列になってしまうんです。待つほどおいしそうにも見えませんでしたし、結局私は、鉄板焼きは食べなかったような(それすら記憶にない)。
こういうの、コスト削減テクニックだったりして…

お肉以外のお惣菜も、「モンゴル風」ということは特になく、ホント、フツーの中華風?ビュッフェでした。

ただ、なぜかキムチがあるんですよ。

なんでキムチ?と思いきや。
それまで日本人観光客だけで静かに食事していたレストランに、騒々しい話し声とともに、韓国人の団体客が入ってきたのです。

いや、大げさでなく、本当に場の空気が一変!とにかくうるさ…ゴホン、にぎやかな御一行様で。さらに、一斉にドヤドヤとビュッフェに向かい、そんなに食べきれないだろ!という量をてんこ盛りに取っていきます。(盛りすぎて、歩きながらボトボト落としていくっていう…)

あの尋常ではない様子は一体なんだったんだろう。もしかすると韓国のビュッフェでは、とりわけは最初の1回しかできないのかな…
あ、話がそれましたが、キムチはおそらく韓国人旅行客向けに用意していたんでしょうね。ここは海外旅行客専用のレストランなのでしょう。

まあ、そんな感じで… 
ツアーに「モンゴル風鉄板焼きディナー」とやらが付いていても、過度に期待しないでください(笑 これは2010年の話ですが、今もH.I.Sのツアープランに掲載されているので、まだあるのでしょう)

こうしてツアーの旅程は修了しましたが、お腹も心もちょっと寂しい。
ということで私たちは、その後出かけた先で、つまみ食いしてしまいました。

たまたま通りかかったお店の前に、ズラッと並んでいた、かわいらしい黄色いお菓子。

豆沙蛋黄酥」。
蛋黄は中華風カスタード(卵の黄身を使ったもの)でしょう。豆沙と酥は…なんだろ?豆?
…なんだかわかんないけど、多分おいしいはず!(笑)

ということで、食べてみました!

おっ… これは想像以上においしい!

「蛋黄」は、中華菓子によくある、塩気のある卵の黄身。「豆沙」はあんこでした!そして「酥」はサクサクしたパイ風の生地。つまり、中華風あんこカスタードパイ、といったところかな?
日本では聞きなれませんが、こういう地元っぽいものを見つけて食べるのが、旅行の醍醐味です!

正直なところ、この日の夕食のことは写真を見るまですっかり忘れていましたが、このお菓子がおいしかったことは、11年経ってもよーく覚えていました(笑)

★これは2010年の様子です。これから行かれる方は最新の情報を確認してくださいね。
★台湾旅行記をはじめから読みたい方は、前ブログ「旅の覚え書き」の台湾旅行記へどうぞ。ただし写真は小さいです!