迪化街を歩く・続き:台湾・32

前回からの続きです。迪化街歩きがまだまだ続きます。

迪化街には赤レンガを使った古い建物も多く残されています。淡水とはまた違った、西洋とアジアが混ざったような、不思議な雰囲気が面白い。

それに、営業しているのかどうかが判別できないような佇まいのお店も多いんです。

上のお店は植物に支配されちゃっていますが、看板も出ているし、やっているのかな?

この通りは漢方薬と乾物の問屋街ということですが、道具や器具などのお店もありました。

なんだろう、この独特の空気感。昭和の片田舎の雑貨屋みたいな?こういうお店がちゃんと営業しているのが、なんかいいなあ。

といっても古い街だけあって、さすがに建物の老朽化が激しいのでしょう、あちこちで工事の足場が組まれていました。

上の建物は、ガジュマルにやられちゃったんですかね… 西表島では「絞め殺しの木」というそうですが、まさにそんな感じ。

下は、ぽっかりと開いていた区画。

建物が長屋のようにつながっているらしく、ひとつが欠けると升目が空いたみたいになってしまいます。

でも、こういうところにまた何か建物ができたり、残っている古い建物をメンテナンスして使い続けたりするんでしょうね。

ちょうどこの旅行(2010年)の頃、迪化街ではレトロな雰囲気を活かした再開発を進めていたようです。もしかすると私たちが見たのは、過渡期の状態だったのかも。

上の写真の建物は消防署でしょうか?こういう建築物が、ちゃんと現役で使われているのは素敵ですね!(最近の写真を見たところ、ドアなどはきれいに塗りなおされたようです)

「タイムトリップ」と何度も書きましたが、観光地として造りこまれた九份や淡水とは違う、生活感とレトロ感と、昭和感(?)まで併せ持った、なんとも不思議な街でした。

もし今訪れたら、きっとこの頃とはだいぶ違うんだろうな。
この街歩き自体もタイムトリップでしたが、その写真を11年後にみて、2度目のタイムトリップをしてしまいました。

★これは2010年の様子です。これから行かれる方は最新の情報を確認してくださいね。
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