士林観光夜市(の続き):台湾・16

前ブログ「旅の覚え書き」の、台湾旅行記の続きです!
これは2010年、今やひと昔前の話になってしまいましたが(トホホ)、せっかくなので、写真だけでもご紹介していきたいと思います。

士林観光夜市(リニューアル前)の美食廣場を後にし外へ向かうと、たくさんの人が並んでいる屋台がありました。

これは台湾風焼き肉まん(?)「胡椒餅」の屋台です。

台湾名物の胡椒餅は、今では日本でもよく知られていますよね。(地元吉祥寺にも胡椒餅が食べられるお店があります!)
私は水煎包は食べたことがありましたが、胡椒餅はこの時が初めてでした。
でもこのお店、名前から察するに、士林観光夜市ではなく饒河街観光夜市のほうが本家なのかな…

胡椒餅は、焼き方がちょっと変わっているんです。

円筒形の窯の側面に、饅頭をペタペタと貼り付けて焼くんです!インドでナンなどを焼くタンドリー窯にも似た仕組みですね。
この小さな窯は、狭い屋台で使うのにも便利なのかも。

で、香ばしく焼きあがった胡椒餅がこちら!

ギャー!おいしそう!(笑)自分が撮った写真なのに、見ていて食べたくなる…

香ばしく焼かれた皮の中に、ジューシーなお肉とネギがぎっしり。名前の通り、胡椒がピリッと効いたスパイシーな味わいです。
この後、2012年も含めてあちこちで胡椒餅を食べましたが、夜市独特の雰囲気もあってか、この時が一番おいしかったような。

夜市には、もちろん水煎包(生煎包)の屋台もありますよ!

こちらの屋台は、かっこいいお姉さんが切り盛りしていました。
そういえば前にもかっこいいお姉さんの屋台があったような。

胡椒餅が窯の中で全体的に焼かれるのに対し、水煎包(生煎包)は鉄板で下側だけ焼かれています。そのため上半分がムッチリとした食感。これはこれでおいしいですよ!

夜市を歩くと、おいしそうなものや、見たことのない不思議(?)なものがいろいろあって、実際に食べなくても楽しいですよね。
今回12年前の写真を(今さら)見返していて、「なんだこれ?」となった不思議なものが、下の写真の茶色のブツ

唐揚げのようにも見えるけど…違うな、カルメ焼き?…それも違うな、と、しげしげと写真を見ると、下のメニュー?に「大餅包小餅」と名前らしきものが書いてあります。
しかもそのメニューには、「ピーナッツ」「さといも」「ごま」「あずき」などなど、日本語が書いてある!ということは、日本人観光客も食べるような、メジャーなものなのね?

この茶色いブツは酥餅というサクサクしたパイのようなものなのですが、ここではこれを砕いて「具」にするのです。その具を大餅(小麦粉で焼いた皮)にくるんで食べるのが大餅包小餅。士林観光夜市の名物なんだそうな。

揚げパイを砕いて、さらに小麦粉の皮にくるむ。…カロリー爆弾的なヤツですか(笑)

ともあれ、いろいろ楽しい夜市でした。
なおしつこいようですが、これはひと昔前、2010年の様子です!今は士林観光夜市はリニューアルしていますので、これから行かれる方は最新の情報を確認してくださいね!

おまけの一枚。

通りがかったお店(雑貨屋さん?)の中に、当たり前のようにネコがいました…
もちろん屋内ですよ!お店のペットではないようでしたが… このときのワンコといい、台湾の人はおおらかだなあ。