鴨寮街再び(その1):香港・29

蝦子麺を食べたりネコを撮ったりしつつ、深水埗を散策。深水埗はこちらにも書いた通り、電機関連をはじめさまざまなジャンルの問屋さんが多いエリアです。

さまざまなジャンル…。いや、それにしても。

上の写真なんて、どうも理解に苦しむシチュエーションなんですよね…。

釣具屋さん、かな?なんだか盛りだくさんに並べた露店の前で、茶髪の女性が店番?をしています。そして、手前の青いイスは…売り物?? うーん、「?」だらけだ…

そんな深水埗の中でも、特ににぎわっているのが鴨寮街。下の写真で人がゴチャっとダンゴになっているあたりです。

鴨寮街はパソコンやカメラなどを扱う電気屋街で、ひと昔前の秋葉原のような場所です。
で、居並ぶ方々の様子も、なんつーか、一昔前の秋葉原感が…

まあそもそもこの写真が10年前なので、今はだいぶ変わっているかもしれませんが、2011年当時はこんな感じの場所でした。ちゃんとした店舗の前に露店が立ち並ぶ二重構造については、2010年の旅行記もご参考までに。

私が初めてここに来たのは2010年、作家の星野博美さんが住んだ街をこの目で確かめたい、というのがそもそもの動機でした。
でもまあ、この通り自体が結構面白いんですよ(笑)

前回、自分で

道自体は広いんですが、その道にズラーッと露店が出ていまして、その露店が、本物なのかバッタものなのかよくわからないような、いろいろなものをゴチャーッと陳列して売っている。男人街などよりよほどアヤシイ。

香港・12:星野博美さんを追って・深水埗1

と書いていましたが、まあ、ホントにそうなんです(笑)少なくとも女人街よりは面白い。

本物かどうか怪しい品々が並ぶ露店と、それを行きかい、品定めする人々。その向こうを見やると洗濯物がぶら下がっていたりして、「ああ、香港だなあ」って(笑)

前回はマグライト(フラッシュライト)がたくさんありましたが、この年はカラフルなカナビラが流行っていました。もちろんここにあるのは本物の山道具としては使えない(強度が足りない)おもちゃでしょう。それでもこういう陳列を見ると、なんだかワクワクします(笑)

一方、下の写真では、いかにも電気屋街らしいモノが。

ケーブルやコード類を、青年たちが吟味しています。それにしても、パーカーやチェックのシャツとジーンズというファッションは、こういうところに集う青年の制服なんだろうか…

そのほかにも、何かはわかりませんが、金属のパーツっぽいものが大量に売られていたり、(追記:旦那によれば、大小さまざまな「磁石」だそうです)

何かの加工場?みたいなところ ↓ があったり…

素人相手のバッタもん屋だけでなく、いろいろと専門的なお店があるようです。
が、しかし。このぶっ散らかり様は…このお店、ちゃんとやってるのかな⁉

とにかく、なんだかわかんないマーケットなんです、この鴨寮街は!ただ私にはわかりませんが、見る人が見ると掘り出し物も多いようです(旦那曰く)。

おまけ。

「ビックリ特価!」って、なんでここで日本語のプライスカード⁉ 日本から買ったのかな?(日本語があると高級っぽく感じるらしいです) ビックリはこっちだよ!(笑)

※これは2011年、今から10年前の旅の記録です