「ちょっと気分転換がしたいなあと思うと、真っ先に候補に上がる渡航先が香港。私にとって香港は、日々の生活で失われていくエネルギーを再びチャージできる場所なのです」
と書いた大好きな街、香港。
ですが、私が最後に訪れたのは2011年1月、もう10年も前のことになります。
それから2か月後に起こった東日本大震災を機に、私は海外への渡航を控えるようになり、そうこうするうちに今度は社会情勢が大きく変化し…
香港は、おいそれと行ける場所ではなくなってしまいました。
手元には、最後の旅行で撮った写真(のデータ)が、ブログにアップされることもなく残ったままでした。

先日久しぶりに写真を見直したのですが、そのとき、「10年前の」「大好きなあの街」の様子が、なにやらとても大切な、かけがえのないものだったような思いにとらわれました。たとえるなら、卒業アルバムを見たときのような気持ち、でしょうか。
そして、その記録・記憶をどこかに留めておきたいと思い立ち、今更ながら、「ひと昔前の香港」としてまとめていくことにしました。(写真アルバム的になってしまいそうですが)
またいつか再び、あの街に会える日を心待ちにしながら。
ちなみに写真は2010年の旅行記でもご紹介した蓮香楼のポットです。あのレトロな店舗は、今はもうないとか。このときが最後になっちゃったな。